Tポイントの社会貢献事業「学校総選挙」とch FILESが8月に行った「環境にまつわるオンライン会議」。ここにゲストとしてご参加いただいた3社(ニューバランス ジャパン・ブリヂストン・コクヨ)の環境への取組みを順番にご紹介していきます。また、学校総選挙では現在「環境」にまつわるオンライン投票を実施中(9/30まで)。ぜひご参加ください!
第2弾は、コクヨさんの取組みです。(第1弾はこちら)
コクヨの環境課題解決への取組み
日頃使うノートなどの文房具、その他オフィスで使うデスクやイス、学校で使われる学習用のデスクやイス、はたらく・まなぶ・くらすシーンで用いる商品の製造・販売や空間づくりとサービスを提供しているコクヨ。
環境への取組みは、「商品を通じて世の中の役に立つ」という創業の精神に基づき、持続可能な社会を実現するために、地球温暖化や資源の枯渇、生物の多様性保全など、地球の環境問題を永続的な課題ととらえ、事業活動にかかわるさまざまな人の手を借りながら課題解決に取り組まれています。
2030年に向けた目標としては、
CO2の排出量に関しては、26%減(2013年比)を目指しておられます。
さまざまな視点から商品開発に着手
エコバツマーク
コクヨの商品を紹介する総合カタログでは、2008年から「つくる時」「はこぶ時」「つかう時」「すてる時」いずれかひとつでも環境配慮が十分でない自社商品に「エコバツマーク」を表記する取組みが始まりました。3年後までに「エコバツゼロ」を目指した結果、2011年の総合カタログではエコバツゼロを実現! 現在も継続されています。
オール紙シリーズ
すべて紙で作った環境にやさしいファイリング商品。環境配慮のため分別廃棄を徹底されている企業さんや自治体からリクエストの声が上がり、誕生したそうです。表紙もとじ具も紙製なので、紙ごみとして一括廃棄でき、分別の手間も時間も省くことができます。
スターバックス キャンパスリングノート
循環型社会への貢献を目指した企業活動として、2010年からミルクパックのリサイクル活動を進めるスターバックスとのコラボ商品。空いたミルクパックを毎日店舗で1つひとつ丁寧に洗って乾燥させ、回収しやすい形にまとめて年間1000トンにのぼるミルクパックを店舗で使用するペーパーナプキンなどにリサイクルしているスターバックスの活動に賛同したコクヨが、ミルクパックを主原材料にした再生紙を開発し、それを表紙と裏表紙に使ったキャンパスリングノートが誕生。
まお
ReEDENプロジェクト
ノートをはじめとする紙製品を製造するコクヨグループの主力工場であるコクヨ工業滋賀は、びわ湖や山々に囲まれた自然豊かな滋賀にあります。ここで2007年から始まったのが「ReEDEN(リエデン)プロジェクト」。地元に貢献したいという思いから生まれ、びわ湖・淀川水系に自生するヨシを通してびわ湖環境の保全・維持することを目的とした事業で、ヨシを活用した環境配慮のオリジナルブランド「ReEDEN」も誕生しました。
みわ
ヨシを使うとなぜ環境にいいの!?
❶ CO2の削減
ヨシは盛夏に急速に成長するとともに、空気中のCO2を吸収します。
❷ 生態系の保全
ヨシ群落は、水鳥や魚に産卵の場や棲み家を提供します。
❸ 波風からの保護
ヨシは群れをなして生え、根元には泥が溜まり、波風から湖岸の崩壊を防ぎます。
❹ 水質の浄化
ヨシは成長期に「富栄養化」の原因であるリンや窒素を栄養として吸い上げます。
かつては屋根や簾(すだれ)などに使用されていたヨシですが、現在では葦葺き屋根がほとんどなくなり、日本のヨシが使われる簾は外国産の安価なものとの競争など、使用されるシーンが限られるようになりました。
しかし、ヨシ群落が衰退すると、自然環境への影響が出てきてしまいます。
そこで、毎年枯れたヨシ刈りを行うことで、地面に光が当たり、新芽が成長し、またヨシ群落が活性化します。
コクヨ工業滋賀では、毎年「ヨシ刈りボランティア」も行っているそうです(※コロナのため、一部中止)。
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