10月3日にミニアルバム『HOUSE』をリリースしたガールズロックバンド・yonigeのおふたりにインタビュー。
新作への想いや、ユニークな高校時代のエピソードなど気になる話題が飛び出しました!
ごっきん、牛丸ありさ
あき(高3)・かえで(高2)
「日常のBGMになってほしい」
先日行われた「unBORDE LUCKY 7TH TOUR」を振り返ってみていかがでしたか?
牛丸 アウェイだったと思うんですけど、二日とも優しいお客さんが多くて楽しくライブが出来ました。
ごっきん 仙台はWANIMAとchelmicoと一緒だったんですけどお客さんがカラフルで、うちらのライブではあまり見ない感じの人が多かったです。高橋優さんとchelmicoと一緒だった札幌は急に色が全体的にグレーになって(笑)、いろんなお客さんに会えて楽しかったです。
ミニアルバムの聴きどころを教えてください。
牛丸 生活感のある曲ばかりなので、日常の中のBGMになったらいいなと思います。タイトルも、生活感という意味で“HOUSE”と付けました。
おふたりにとって、“HOUSE=家”はどんな場所ですか?
ごっきん 1年半くらい前に東京で一人暮らしを始めたんですけど、家主が自分なので部屋が汚れるのも自分のせい、洗濯物が溜まるのも自分のせい、全部自分の管轄にあるので、今まで帰る場所だったのが所有物的な感じに変わりました。
牛丸 私は一人暮らしを始めてからは、洗剤やシャンプーは自分の好きなものを選べるようになったし、好きな本も並べているので落ち着く空間です。
メジャーデビューから1年が経って、以前と変わったことはありますか?
牛丸 東京に来て、音楽以外の知り合いがすごく増えました。役者さんだったり芸人さんだったり、そういう人たちの話を聞くのが楽しいです。
個性的なエピソードが続出
おふたりはどんな高校生活を送っていましたか?
牛丸 第1希望の高校がごっきんの通っていた高校だったんですけど落ちてしまって、そこから高校生活が投げやりになって、あまり友だちを作りませんでした。高校生活が暇になってしまったので何かできないかなと思った時に、ランドセルを背負って高校に行くようになって。そんな高校生活でした。
小学校の時に使っていたランドセルを、また使い始めたんですか?
牛丸 自分のはなくしちゃったので、友だちのピンクのランドセルを借りてました。
ごっきん あれ自分のじゃなかったん!? ずっと自分のだと思ってた(笑)。私は今よりこだわりが強くて、頑固でした。髪の毛は黒髪のぱっつんでかなり長くて、これを切ったら私は女じゃなくなるって思い込んでいたし、可愛いものとかピンクがめっちゃ嫌いで、ややこしかったですね。今は可愛いものもピンクも全部好きです。
高校生に戻れるとしたら何をしたいですか?
ごっきん 異常に頑固やったんで、もっと全力でキャピキャピしとけばよかったなぁ。
牛丸 あと自分の通ってる高校で恋人を作ってデートしたい(笑)
ごっきん わかるー! 1年間くらい付き合って周りに「あそこはカップルやからな」って雰囲気作りたかった。
高校生の時にやっておいて良かったことや、やっておけば良かったことはありますか?
牛丸 学校終わりでも休みの日でも自転車を2時間こいで、遠くのライブハウスに通ってました。でも高校生バンド同士の慣れ合いみたいな感じにはあまり参加せず、ちょっと一歩引いて見ていたのは良かったなと思います。そこに参加していたら、今ちゃんとバンドをやれてないような気がして。やっとけば良かったことは、もう少しバイトを真剣にやっておけば良かったと思う(笑)。全部半年以内で終わっていたので、もう少し真面目に働くことを覚えれば良かったなと思います。
ごっきん 私も地元のライブハウスにめっちゃ通ってたんですけど、周りは大人ばっかりだったので自分が一番年下でした。そういうのは経験していて良かったですね。やっておけば良かったと思うのは、経済的なことを学んでおきたかった。大人になるとありとあらゆる税が引かれて、生きるだけでこんなにお金がかかるんや!って。今の自我を持ったまま高校生に戻ったら、もっと経済とか歴史の勉強をしたいです。
大阪寝屋川出身。’13年結成。牛丸ありさ(Vo.&G.)、ごっきん(B.&Cho.)からなるガールズロックバンド。’17年9月に1stフルアルバム『girls like girls』でメジャーデビュー。今年、au“三太郎シリーズ”「笑おう」篇のTVCMソングに『笑おう』が抜擢、10月3日にミニアルバム『HOUSE』をリリースした。
DISC INFO
new mini album 『HOUSE』 ¥2,160(tax in) |