『僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』『君の名は。』などのオリジナル映画や数々のアニメ作品を手掛けてきたTOHO animationが、若いクリエイターとともに挑む新たなアニメミュージックビデオプロジェクトを立ち上げた。3月31日(木)に神戸市垂水区五色山にある“ミステリアス”な五色塚古墳をテーマにした「ワンダリズム きみを呼ぶ声」がリリース。アニメーター・しのが原案・コンセプトデザイン、グレンズそうがアニメーション、ピアノロックバンドHOWL BE QUIETが音楽を手掛ける。新曲『Wonderism』を書き下ろしたHOWL BE QUIETの竹縄航太さんに本作の舞台である神戸で話をお聞きしました。
「人との繋がり」
本作「ワンダリズム きみを呼ぶ声」をきっかけにHOWL BE QUIETを初めて知る高校生にHOWL BE QUIETはどんなバンドか簡単に教えてください。
竹縄航太(Vo./G./P.) 2010年に結成し、4人組のピアノロックバンドとして活動しています。主に恋愛について歌うことが多いです。よろしくお願いします！
「4人組ピアノロックバンド」以外でメンバーのキャラクターがわかるようなキャッチコピーを付けるとしたら何ですか？
竹縄航太 「4人それぞれ自由気ままで割と自己中」（笑）。だけど、4人揃ってライブをする時はひとつになるバンドです。
このプロジェクトで楽曲担当に決まった時の心境を教えてください。
竹縄航太 昨年の6、7月くらいにお話をいただいたのですが、TOHO animationさんと神戸市さんがアニメーションを作るというだけで、すごく楽しそうというのが第一印象でした。そこに自分たちが参加できるということが何より嬉しいし光栄だなと思いました。
今回書き下ろされた『Wonderism』の制作期間はどのくらいでしたか？
竹縄航太 初めにお話をいただいてから10日くらいでワンコーラスを作って、そこからスタッフやメンバーと話し合いながらどんどんブラッシュアップしていって歌詞も含めて秋頃には完成しました。
初めて作品のストーリーを読まれた時はどう思われましたか？
竹縄航太 コロナ禍でこの2年間バンドとしてもライブやイベントができなかったり、会いたい人に会えなかったりして自分自身としても悶々とするところがありました。本作のストーリーの大きなテーマのひとつが「見えない相手や遠くにいる人へのメッセージ」「人との繋がり」だと聞いた時に自分の思いとリンクしたんです。この思いを曲に落とし込めばすごくマッチした曲になるんじゃないかなと思って書きました。
曲作りで難しかったことはありましたか？
竹縄航太 一番は構成ですね。アニメのオープニングやエンディング曲を制作させてもらう時はフルコーラスの中から89秒と決まっていることが多いのですが、今回はフルコーラス全てにアニメーションがついて、そこに物語が流れるということで、曲自体の展開や構成が一番悩んだ部分かもしれません。
主人公のなつしまのイメージはどのように捉えられていましたか？
竹縄航太 表情に裏があるような、笑っているんだけどどこか儚さのある顔をしているなと感じました。飛べそうな服を着ていて興味のあるキャラクターでしたね。
なつしまは公式には性別の設定がありませんが、男の子だと思われますか？ 女の子だと思われますか？
竹縄航太 女の子だと思っていました。
私たちは男の子かなと思っていました。
竹縄航太 確かにそれ面白いですね！ どの辺りが男の子だと思われていたんですか？
堂々としている立ち居振る舞いや目つきがカッコいい感じがあったので。竹縄さんはどの辺りが女の子だと思われましたか？
竹縄航太 髪型が女の子のショートヘアっぽいハネ方をしているので女の子だろうと思いました。
曲が完全に完成するまでになつしまのキャラクターはご覧になりましたか？
竹縄航太 実は見てないんです。
実際にキャラクターを見られていかがでしたか？
竹縄航太 元々しのさんの絵をいくつか見ていたこともあると思うんですが、結構イメージに近かったです。
今回の曲で注目して欲しいところは？
竹縄航太 自分たちとしても挑戦的なのですがイントロでの合唱パートですね。コロナ禍なのでまだライブで声を出すことはできないですが、心の中で歌って欲しいという思いも込めて作ったパートです。ぜひ一緒に心の中で歌って欲しいです。
神戸の魅力とは？
「ワンダリズム きみを呼ぶ声」は、神戸が舞台の作品ですが、神戸の思い出はありますか？
竹縄航太 神戸と言えばメリケンパークからの景色がすごくキレイで、ポートタワーの目の前の定食屋さんでものすごくいい景色の中カレーを食べた記憶があります。「BE KOBE」のオブジェとかあの辺りの景色が真っ先に浮かびました。
私たちが「神戸と言えば？ せーの！」と言ったら、神戸のイメージを言っていただきたいです。「神戸と言えば？ せーの！」
竹縄航太 オシャレ！
どういったところがおしゃれだと思われますか？
竹縄航太 街の人もおしゃれだし、メリケンパークは夜景がキレイで雰囲気もおしゃれですよね。
先ほど五色塚古墳を見てこられたとのことですが、神戸のイメージは変わられましたか？
竹縄航太 イメージは変わらないんですけど、時の流れがゆっくりしていて、周りの住宅街も含めて歴史が重んじられている雰囲気は新鮮でした。垂水区役所にも行ったんですがピアノが置かれていて、穏やかな気持ちになりました。
本作はTOHO animationが新しく挑む「神戸が舞台」のプロジェクトですが、それに期待することはどんなことですか？
竹縄航太 五色塚古墳など歴史を紡いで今の神戸があることに気付いた部分がすごくあったので、このアニメミュージックビデオを見て神戸に足を運んでいただくきっかけになったらいいですね。神戸市のプロモーションと言ったらおこがましいですけど、より発信していくきっかけになればいいなと思います。
私たちも神戸市民なので、市外から多くの方に遊びに来てほしいと思っています。最後に新学期が始まる高校生にエールをお願いします！
竹縄航太 クラス替えもあって環境の変化についていけなかったりするかもしれないですけど、何となくでもいいから学校に行って授業を受けて、何となく少しずつ友だちと会話をして友だちの輪が広がって高校という場所が自分の居心地のいい場所になればいいなと思います。もちろん将来の不安もあると思うんですが、自分自身を見失わずに肩の荷を下ろして高校生活を過ごして欲しいと思います。
読者プレゼント
【プレゼント🎁】
竹縄航太さん #HOWLBEQUIET
チェキ 1名様に✨神戸市の五色塚古墳をテーマにした「ワンダリズム きみを呼ぶ声」に新曲『Wonderism』を書き下ろした竹縄さんに取材しました💙#ワンきみhttps://t.co/XU7WWzteLz
【応募方法】4/24(日)締切
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- 原案・コンセプトデザイン：しの
- アニメーション：グレンズそう
- 音楽：HOWL BE QUIET 『Wonderism』（APARTMENT）
- ©Kobe City
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