株式会社ウェブシャーク
木村誠司社長
NiziUのCM出演でも話題!
“快適すぎて動けなくなる魔法のソファ”「Yogibo(ヨギボー)」をアメリカから持ち込み、
日本での販売を始めた木村社長の学生時代、仕事に対する考え方とは…?
まずはどんな会社か教えてください!
ヨギボーを
やってます!(笑)
うちの会社はIT企業なんです。会社の歴としては20年ほど続いているんですが、ヨギボーの販売は、始めて7年ほどです。もっと遡れば僕の商売は古着屋さんからスタートしています。その前はフリーマーケットで物を売っていました。その古着をインターネットで売り始めて、IT業界に関わり始めて、やっぱり物を売りたいな、と思った時にヨギボーと出会って今に至ります。これまでWEBサイトを作成していた社内のデザイナーやプログラマーたちが今は店舗のポスターを作ったりしています。今では売り上げの99%がヨギボーによるものですね。
社長はどんな高校生でしたか?
暴走族ともオタク系とも仲の良い
バランス派でした(笑)
僕が通っていた高校はヤンキー高校で、クラスの6割は暴走族か走り屋でした(笑)。ただ、ほとんどが中学デビューして高校では落ち着いている人たちが多かったので、クラスの仲は良かったですね。僕は暴走族のタイプとも仲が良かったし、アニメやゲームが好きなオタク系の子たちとも仲が良く、女の子とも仲が良い、というポジションでした。バランス派ですね。
当時夢中になっていたこと? 麻雀ですかね(笑)。高校の近くの友だちの家に集まってずっと麻雀をしてました。ちょうど麻雀漫画がブームになっていたんです。学校でも、トランプみたいな小さなカードの麻雀で、休み時間も遊んでいました。
将来についてはどう考えていた?
中学生の頃から
“社長になる”ことは決めていた
学校の勉強は全然やらなかったんですが、中学生の頃から社長になるということは決めていて、商売の本はめちゃくちゃ読んでいました。うちの両親は紳士服の縫製屋さんをしていて、いわゆる自営業。僕も誰か人の下で働くことは無理やなと思ったので、自分が社長になろうと決めました。
僕の場合は将来どうするか悩むというより、社長になることは確定した未来だという感覚でした。よく「将来こうなりたい」とかって聞くけど、“将来”と言うと漠然としているじゃないですか。“なりたい”というのも弱い。それではモヤっと遠い“憧れ”の存在でしかないんです。だから僕は“夢”という表現も嫌いです。夢と言っている段階で叶わない感があるからね。そうではなく、“なる”んです。「私はこうなるんで!」と言い切った方が、本当に叶うと思います。
ヨギボーを日本で売ることにした時のことを教えてください!
米国Yogibo社の社長に
メールを送信!
僕はファッションやインテリアや建築がすごく好きで、海外のウェブサイトをよく見ていたんです。その時にヨギボーのブログの記事を見つけて。ヨギボーって斜めの形になっているでしょ、当時はどうやったらクッションがこんな形になるの!? と驚いて、まずは自分で買ってみるしかないと思いアメリカから輸入したんです。それが8年前くらい。家で普通に使っていたんですが、もうひとつ欲しくなって。ただアメリカから買っているので、送料だけで7万円くらいかかったんです。商品が3万で、送料7万(笑)
日本で扱っている代理店があるんじゃないかと思って調べたのですが出てこなくて、それなら僕が売ろうと思ったんです。当時僕の会社で会員さんが100万人ほどいたので絶対売れるぞと思って。そこでアメリカ本社のホームページに書いてあったアドレスに社長宛にメールを送ったら「ほんまにやるつもりなん?」って返事が来て。じゃ、次上海に行くから上海で会おうかと言われて「OK!」と返し、上海で会って意気投合してふたりで朝まで酒を飲んで、今に至ります(笑)。英語は全然しゃべれないんですけどね!
NiziU出演のCMなどの広告アイデアは社長によるもの?
CMに起用するなら
絶対にNiziUしかいないと思った
CMにNiziUを使おうと決めたのは僕です。僕らのCMに出てもらうのはNiziU以外にはちょっと考えられなくて。JYPさんが作った日本のグループというハーフ感も米国ブランドで日本で販売しているYogiboに合いますし、最先端のK-POP音楽という部分もヨギボーの最先端家具というところに合う。彼女たちのカラフルさもヨギボーにぴったりですよね!
YouTubeの使い方も上手いなと思いました!
YouTubeは広告というつもりはまったくなくて、例えば純粋に「ヨギボーは水に浮くのか」といった実験を、せっかくなら面白いからみんなに見てもらいたいなと思って撮っているだけです。これは戦略とか何も無し(笑)。インターネットやSNSに出すマーケティング広告、TVや雑誌などのメディアに出すブランディング広告とはまた別ですね。
自分の強みはどうやって見つけましたか?
時間を忘れて集中できることは
自分に向いている証拠
僕が自分の強みが何かわかるようになってきたのは、40歳を超えたくらいからです。これまでは自分は超普通の人だと思っていたから、自分が考えているようなことなんて、誰もが考えることだろうと思っていたんです。あれ? もしかして俺っておかしいの? と思ったのは本当にここ最近(笑)。でも、「才能の見つけ方」としては、やっていて集中するとあっという間に時間が経ってしまうことってあるでしょ? それは自分に向いているんです。
勉強を何時間も集中してできる、ということも才能。僕の場合は、例えばホームパーティをして友だちを招いたら、その人たちを喜ばせたいというホスト精神があるんです。だからめちゃくちゃ細かく準備します。そうしたホスト精神があるからこそ、商売でここまでこれたのかな、と思います。自分の才能があるところって何やろう? ということは常に自問自答し続けてください。絶対に見つかりますから。
社長おすすめのヨギボー商品は?
「Grippibo(グリッピボー)」
木村社長
高校生のヨギボーデビューにおすすめの商品は?
- ▼木村社長が心掛けている3つのこと
“仕事は遊び”
「我々のやっていることは遊びだから、難しく考えるなよ」とは、社内でよく言っています。僕はビジネスが好きなので、ビジネスでずっと遊んでいるだけなんです。NiziUのCMを打ったらみんな驚くやろな、とかサプライズ精神に近いところがありますね。
社員同士の仲の良さ
めちゃくちゃ稼いでいても社内がみんな怖い顔をして殺伐と働いているような会社は好きじゃありません。だからなるべく社員さんとコミュニケーションを取るし、社内で爆笑が起こるような組織づくりをしています。常に笑い声が聞こえてくるので、来社された方によく驚かれます(笑)
礼儀作法
でも仲が良い関係って、コミュニケーションから始まるんですよね。みんなが挨拶をしないような会社って仲が良くなるわけがないですよね。だからすべての基本である挨拶や返事、リアクションや所作(笑顔などの表情)は大事にしています。
高校生へメッセージ
もし将来やりたいことが見つからない、というのであれば、探す作業も楽しいじゃないですか! ないから不安、というものではないんです。僕はビジネスを伸ばしているけど、何のために伸ばしているの? と言われたらわからないところがあります。でもそういうことを考え続けるんです。それはとても楽しい作業です。僕は人生って暇つぶしだと思っているから、もし人生が90年あるなら、その90年を何で潰すか、何して遊ぶか。それを一生考え続け、自分を追求し続けます。みんなもぜひ楽しんでください!