2日目
三原山〜裏砂漠をトレッキング!
大島は今から数万年前に海底噴火で誕生し、その後幾度となく繰り返してきた噴火でできた島と言われています。約240年前、江戸時代に起きた噴火では溶岩が海まで流れ、その後は36年~38年間隔で中規模の噴火が続いています。最近起きた大きな噴火は1986年。島の中央に位置し、島民から「御神火様(ごじんかさま)」として崇められてきた大島のシンボルを探索します!
9:30 大島温泉ホテルを スタート!
こもれびトンネル
まずは木々が生い茂った樹海からなるトンネルを抜けていきます。細くグニャグニャと伸びるのは、「ハチジョウイヌツゲ」。イヌツゲは都内の街路樹などでも見られますが、こちらは島で独自の進化を遂げ、巨大化したもの。他にも「ヒサカキ」(椿の仲間)などが作る自然のトンネルに、心地よい日が差し込みます。
いつか森になる道
やがて低木の植物や草原地帯へと移り変わり、 溶岩地帯へと至る道。
1986年に噴火した際に流れ出た溶岩の先端部。足元も小さく砕かれた溶岩に変わっていきます。山肌から続く黒い筋は当時の噴火で流れ出た溶岩の跡。焼けてゼロになった大地から最初に生えたのは「イタドリ」。続いてススキが生え、やがてハチジョウイヌツゲやヒサカキなどが生え始めるといいます。ここでは植物が再生する様子を見ることができます。
足元に散らばる黒い石は、「スコリヤ」と呼ばれるマグマの飛沫。想像以上にとても軽く、歩くとジャッジャッと良い音がします。
再生の一本道
歩いてきた道を振り返ると、一本の道に。ここは「再生の一本道」と呼ばれています。
ジオ・ロックガーデン
激しい噴火活動が収まった後に流出した溶岩流が、さまざまな形の塊となって残っているエリア。「みんなは何に見える?」という西谷さんからの呼びかけで、溶岩に表情に注目する一同。大島では小学生のフォトコンテストも行われているのだそう。
裏砂漠・風の丘
私たちの最終目的地に到着! 三原山の東側一帯、スコリアで覆われた裏砂漠は、国土地理院が発行する地図に日本で唯一「砂漠」と表記される場所。登ったところで、みんなで青い空と海を眺めながら休憩。眼下に広がる見たことのない景色を眺めていると、まるで知らない惑星にでも来たかのような、不思議な気持ちが湧き起こりました。
大島温泉ホテル
トレッキングの後は、大自然の三原山を望む源泉かけ流しの露天風呂を堪能!
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