今年結成30周年を迎えるカリスマロックバンド、THE YELLOW MONKEY。一度は解散を迎えながらも再集結のニュースがファンを歓喜させ、今年4月には19年ぶりとなるアルバム『9999』(フォーナイン)をリリースして全国ツアーで完全復活! 今月はそんな“イエモン”メンバーからch読者に向けた貴重なコメントをいただきました!
どんな風に説明されますか?
吉井和哉(以下、吉井) 唯一無二、最高のB級グルメのようなバンドです。
菊地英昭(以下、エマ) この世の中に似たものすらない唯一無二の個性的なバンドです!と。
廣瀬洋一(以下、ヒーセ) 欧米のロックの影響を思いっきり受けながらも日本語の素晴らしさも伝えるロックンロールバンド。
菊地英二(以下、アニー) ロックにかかわらずにいろんな人が聴いても「良いな」と思えるような普遍的に「良いもの」を探し求めているバンドです。
というのがあれば教えてください。
吉井 流行りのビッグサイズのモノは置いてないが、店長がこだわって仕入れた、「当たればジャストサイズ永遠!」な服しか置いてない古着屋さんのスピーカーでかかってるイメージで聴いてもらうとか(笑)
エマ 過去も未来も、光も影も、いろんな物がパッケージされたところや、半世紀の質量を感じて欲しいです。
ヒーセ サウンドや歌詞やMVなどの映像から自分なりに自由に感じながら、できれば1枚のアルバムを全曲何度も何度も聴いて欲しい。
アニー 細かい部分はともかく、曲全体、アルバム全体で「素敵だな」とか「かっこいいな」とか感じていただければ幸いです。
当時どんなことを考えていましたか?
吉井 イライラやモヤモヤを吐き出すこと。
エマ ギターのことばっかり(笑)。あとは好きな子のこと(笑)
ヒーセ どうやったら「世界的に有名なロックベーシスト」になれるのか? と、夢見ながらも正直色々悩んだり葛藤していた。
アニー 早く帰ってドラムの練習したいなとか、早く授業終わんないかな? とか、テスト嫌だなとか、どこでも良いから大学受かんないかな? とか、あとは、好きな子のこととか。
吉井 夢はありませんでした。
エマ まんまミュージシャンです(笑)
ヒーセ ロックミュージシャン。
アニー 刑事 → F1レーサー → ノーベル物理学受賞 → ミュージシャン
どんなことをされましたか?
吉井 今のメンバーに出会えた瞬間から「夢が叶うかも」と信じて疑わなかったら全ての夢が叶いました。
エマ とにかくイメージ! そしてまたイメージ! 時に友人とイメージを語り合ったり。そしてまたイメージ(笑)
ヒーセ やれることはすべてやった。
アニー 常に好きなこと(バンド)を続けていただけですので、その情熱さえあれば。
何でしたか?
吉井 家族や周りの人たち。
エマ 人や物、場所との巡り合わせかな。
ヒーセ メンバー、家族、多くのスタッフ、多くのファン。
アニー 自分の信念というのも大事ですけれど、それだけではなく、良き仲間の存在。そして家族の理解も必要です。
大切なことは何だと思いますか?
吉井 他を羨ましがらないこと。
エマ 自分の好きなところも嫌いなところも全て受け入れた上で、内から湧き出すものを信じて耳を傾ける。そしてこのバンドのようにそれらを元に協力し合える仲間を持つとその力の倍率は計り知れない。
ヒーセ 心から好きなこと、好きなものに夢中になること。最初は誰かの真似でもずっと自分の好奇心に忠実でいたら、いつかオリジナルな自分が現れる。
アニー 時代は取り入れても流行には乗らないことですかね。先人たちのマネ(オマージュ)はした方が良いですが、周り(流行りも含めて)のマネはしないことですね。
どんな存在ですか?
吉井 替えのきかない家族です。
エマ 家族や家庭のようであり、もちろん友人でもあり、体の一部のようでもある。
ヒーセ 家族であり親友であり同志。
アニー 仲間であり、家族であり、宝です。
そして全国ツアーが始まった今の気持ちを10代の自分にこっそり教えてあげるなら、
どんなことを伝えますか?
吉井 イヒヒヒ、毎日ステーキが食べられるぞ。
エマ ミュージシャンになるのはイメージ通りかもしれないけど、世が世だからか想像以上に長~くミュージシャンやってるぞ! と(笑)
ヒーセ この年齢になってもロックを愛してこれた自分たちを愛してくれる多くのファンが、全国で待っていてくれて本当にシアワセな気分だし、毎日ワクワクドキドキしながら夢中になれているよ。だから迷わずに思う存分ロックンロールし続けろ!
アニー エリート校に通っておいてよくバンドをやることをチョイスしたな! 我ながら褒めてあげます。でかした! ただ一つだけ。自分一人で成し遂げられるものではないから、いつまでもツッパってるだけではダメだよ。
今進路や恋愛などいろんなことに日々悩む
高校生に、何か言葉をかけてください!
吉井 若いうちにたくさん経験してね。あと、いつかは両親に感謝を!
エマ 個人的には後悔や未練のない人生なんてないと思っているので、あなたはあなたのままで先ずはやれることやろう! チャレンジしてみよう! そして余裕があれば人や物、場所との巡り合わせを大切に。
ヒーセ 悩んだり悔やんだり失敗したりしながらも、それをバネに前に進んでいくと、必ずハッピーやラッキーが待ってるよ。
アニー 今のあなたたちくらいの時にやっていることで、後から大人になって後悔することはないです。自信を持って! ただ、やったことで後悔することはなくても、やらなかったことで後悔することはあるかもしれません。その年齢であまり怠けるのは良くないのかもしれませんね。やってみましょう。ゲームは程々にね。
SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL」
4/27(土)静岡・エコパアリーナを体験!
全27公演を回るアルバム『9999』の全国アリーナツアー初日公演に行ってきました! これまでテレビでは見たことがありましたが、きちんとアルバム曲を聴いたのは今回が初めて。気付いたら会場中を覆うようなバンドの熱い魂に、吸い込まれるように観ていました。そして男女問わず、高校生も絶対に感じる色気!!! かっこよすぎます! なんだこれは! ワケがわからない! と目が離せなくなってしまいました。メンバー全員50代にも関わらずこれほどパワフルなパフォーマンスができるって本当にすごい! 私たちが生まれる前に解散されているので、もし再結成がなかったら絶対に生で拝むことができなかったと思うと、本当にありがとうございます、という気持ちで一杯です。
Instagramではツアーの各会場の写真をリアルタイムで公開中!
@theyellowmonkey.jp をチェック!
※U-18割引あり(スタンド最後列指定席)
¥3,000(tax in)
ライブ写真(4/27静岡・エコパアリーナ公演)
撮影:横山マサト
読者プレゼント
【読者プレゼント】
今月の表紙は結成30周年を迎えるカリスマロックバンド #THEYELLOWMONKEY!10代の頃のお話、高校生に向けたメッセージは必読です!「9999 Tシャツ」(M・3名様)はフォロー&RTで応募して。6/19(水)締切。インスタ(https://t.co/uTtYiU2ZNn)情報もお見逃しなく!
高校図書館で配布中 pic.twitter.com/SdC6biIMkS
— ch FILES 関東版 (@chFILES) 2019年5月20日
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