札幌からメジャーデビューの注目バンド The Floor「夢がない高校生も悲観する必要はない」

北海道出身の4ピースバンド・The Floorが1stアルバム『ターミナル』でメジャーデビュー！

Vo.&G.ササキハヤトさん、G&Cho.永田涼司さんにこれからの意気込みや高校生へのエールをお聞きしました。

記念すべきメジャーデビューアルバムの聴きどころを教えてください！

永田　タイトルには、いろんな人の拠り所になれる場所と言う意味を込めています。“ターミナル”は駅という意味もあるので、未来に向かって走る電車をイメージして曲を作っていて、アルバムを聴いてくれた人が未来に進めたり、前を向いてもらえたらいいなと思うので、歌詞にも注目してほしいです。

ササキ　音楽面でも新しいことに挑戦することができたアルバムになりました。僕の声も冴えわたっているで、ぜひそこを聴いてください！

リード曲『18』にはどんな想いが込められていますか？

ササキ　年齢の“18”という意味なのですが、これは18歳の頃にバンドを始めたいと強く思っていた自分に向けて歌詞を書いた曲です。「25歳になった今もその想いは変わらずに夢に向かって走っているよ」という思いを込めているので、これもすごく前向きな曲になっています。

デビューイヤーとなる今年はどんな1年にしたいですか？

ササキ　“青春”の1年。これは音楽性のテーマでもあって、高校生の頃に感じるキラキラしたものを、僕たちの音楽でもう一度味わえるようなことをやっていきたいと思っています。それから、本や映画などいろんな作品に触れて、普段生きている中で感じられない感性をもっと養いたいです。

永田　一度落ち着いていた新しい音楽探しの熱が今年の頭に再燃したので、いろんな作品に触れたりいろんなバンドを知りたいです。新しい楽器も買いたいなと思っていて、この前ラジオでレインスティックという民族楽器の音をリスナーの方が聴かせてくれて、新しい楽器に対するモチベーションが上がりました。民族楽器や演奏したことのない楽器に挑戦して、今後の楽曲やライブにも取り入れてみたいです。

おふたりはどんな高校生でしたか？ また、当時はどんな音楽を聴いていましたか？

永田　僕は髪が長くて、「音楽カッケえし。友だちとかいらねえし」って、すれた高校生でしたね（笑）。だから修学旅行を楽しめなかったので、もったいないことをしたなと思います。高校の時に聴いていた音楽は、当時流行っていたものや、音楽にすごく詳し
い知り合いから日本のインストバンドを教えてもらい、そこから自分で探していく楽しみを見つけて海外のバンドをよく聴いていました。

ササキ　学生時代はずっとバスケットボールをやっていたので、これをなくして僕の人生を語れないくらい青春が詰まった瞬間でした。でも僕もけっこうすれていて、青春はしていたけど教室の隅で誰も知らないような洋楽をヘッドホンで聴きながら浸っているタイプの学生でした（笑）

夢を追いかけている高校生に伝えたいメッセージはありますか？

永田　好きなものや興味のあるもの、もしなくても自分でおもしろいものを見つけて転がってみると、価値観が変わって成長できるのかなと思います。もちろん夢がなくても悲観する必要はないです。その日その日でおもしろいと思うものに挑戦してみてください。

ササキ　僕たちも活動の中で挫折することがあるし、その挫折があるからこそ前に進めると思うので、自分がやりたいことは絶対にやったほうがいいと思います。ただ、やりたくないことは自分のためにならないと思うので、やらないほうがいいと思う。永田が言ったように、瞬間の喜びや興味のあるものにがむしゃらになれたらいいんじゃないかな。