目立たないように生きていた
高校生の頃、鈴木さんはどんなタイプでしたか?
鈴木 めちゃくちゃ陰キャラでした(笑)。「オオカミくん」を見ていた方ならわかるかもしれないんですが、ワチャワチャしているところに入れずいつも後ろの方にいる感じなんです。あの時はそれが逆に怪しい、と言われていたのですが…。
たしかに、疑われてましたよね。学校の教室の中でもクールに見ている感じだったんですか?
鈴木 全然。みんなが盛り上がっているのを“楽しそうだな”って羨ましく見てモジモジしてる、みたいな感じでした(笑)
ずっとサッカーをされていたんですよね?
鈴木 そうですね。スポーツ高校だったので、部活がメインで、朝も放課後も練習していました。学校にジムがあって、そこで筋トレをしたり。ふたつ以上のことを同時にするのが苦手なので、当時はサッカー一筋でした。
それなら体育祭のリレーとかで活躍されたりは…?
鈴木 活躍してなかったですね(笑)。二人三脚とか出てました。ビビりだったので、リレーとかはみんなの前で転んだらどうしようみたいに考えてしまって、なるべく目立つことは避けて生活していました。だから生徒会に入ってみんなの前に立ちたいという人の気持ちは全然わからなかったです(笑)
それが今、役者の仕事をされているというのがすごいです(笑)
鈴木 今でもみんなの前でフリートークするのは苦手です。でも役ならできるんです。『ソロモンの偽証』とか、エキストラ100人の方の前で演説する時も一切緊張しなくて。でも「オッケー」が出てスイッチが切れると「めっちゃみんな見てるじゃん」って急に緊張するという…(笑)
大学を辞めて俳優の道に進まれた時はどんな思いだったんですか?
鈴木 当時は将来の夢がコロコロ変わっていたんです。何となく経営者になりたいと思って大学に進んだのですが、消防士が出ている映画を観たら消防士になりたいと思ったり…そんなに夢が変わるなら、俳優になってみようかなと思って。その時はノリと勢いでした。
そうだったんですか!
鈴木 母には大反対されて、せめて大学を卒業してからにして欲しいと言われたのですが、なぜか直感で、「今じゃないとダメな気がする」と言って。この熱い思いは1週間くらいで消えちゃうかもしれないなと思ったので、自分を追い込むためにわざと大学に行かず単位を落として、バイトでお金を貯めてスタイリストの友だちと上京しました。実際大学を卒業してからだとコロナ禍になっていたので、今振り返るとその直感は正しかったのかなと思います。
それまでの自分を覆すような大直感だったんですね。
鈴木 それまではやっぱり大学は行った方がいいだろうと思っていたし、この高校に行ったらみんなに良く思われるよなとか学歴を気にして見栄を張っていたところもあって。でも初めてみんなに大反対されたものを自分の意思で突っ切った時は、一気にレールが崩れた感じでめちゃくちゃ楽しかったです。この時だけは母の言うことも一切聞かなくて…。だからこそ、自分の選んだ今の道は、何が起こっても少々のことではへこたれないだろうなとも思っています。
今月の特集
「高校生が留学を目指す理由」
>> 鈴木さんの「海外旅行の思い出は?」
鈴木康介
旅行海外は一度だけ、高校生の頃に1週間ほどロンドンに行きました。人生が変わるような体験でした。ただ、美術館でゴッホのヒマワリの絵も見たのですが、当時は若かったのでまったく記憶がなくて(笑)。今なら感じるものがたくさんあると思うので、もう一度行ってみたいですね。留学は僕もできることならしたかったなと思います。奨学金制度もあるだろうし、就職の可能性が広がるということもあるだろうけど、もっと“自分のために”という熱意を持ってもいいと思います。英語が話せたら人生として楽しいと思うし! 僕は純粋に映画を字幕なしで観たいですね!
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チェキ 1名様に✨ドラマ「#持続可能な恋ですか?」にご出演中の鈴木康介さんにドラマのこと🧘🏼♂️、役作りのこと、高校時代のお話までお聞きしました!
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5/20より高校図書館で順次配布 pic.twitter.com/cdVWcDQPaV— ch FILES関東版 (@chFILES) May 20, 2022
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