家族や恋人よりもあなたのことを知っている存在、それは「スマホ」です。そのスマホを落としたことで、連続殺人鬼に命を狙われるヒロインを描いた北川景子主演のSNSミステリー映画『スマホを落としただけなのに』、刑事役の千葉雄大が主演となり、連続殺人鬼の成田凌と禁断のタッグを組んだ続編『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』はともに大ヒットを記録。その後、韓国で映画化され、さらには中国でもリメイクが準備中であるなど、日本のみならず世界中で知られることになったスマホ映画シリーズの最新作「スマホを落としただけなのに~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」が遂に公開! 本作の主役はなんと、見る者全ての脳裏に刻まれるトラウマ級の連続殺人鬼・浦野! 前作のラストで日本を脱出した浦野が韓国・ソウルから日本に仕掛けてくる、最後の<ファイナル ハッキング ゲーム>とは?
ネット社会の現代ならではの恐怖を描いた本作を高校生が鑑賞してきました!
ストーリー
長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件。
被害者は落としたスマホから個人情報を奪われ、家族や恋人だけでなく、最後は命まで奪われてしまう。ただ、スマホを落としただけなのに…。
人の心を操る天才的ブラックハッカーでもある連続殺人鬼の浦野は、事件を追っていた刑事の加賀谷に一度は捕まったものの、刑務所内からサイバー攻撃を計画して、警察内の混乱に乗じて姿を消してしまった。
浦野は、一体どこに――?
平穏な日々が続く中、突如として日本政府に、大規模なサイバーテロ攻撃が再び仕掛けられる。発信元は、韓国・ソウル。これは浦野の仕業なのか? 浦野を監視するエージェント・スミンの正体は?? 日本と韓国を舞台にした、スマホを持つ者すべてがターゲットの、<ファイナル ハッキング ゲーム>がいま始まる――。
日常生活のすぐそばにあるハッキングの恐怖
ちょっとした油断、というより普段気にもとめていないような行動からスマホがハッキングされてしまうという恐怖。今までは落としたスマホを犯人に拾われてしまったり、不用意にwi-fiに接続してしまったりしたことがきっかけでしたが、今作ではただ床にスマホを落としただけ。すぐに拾ったにもかかわらず、ハッキングされた理由とは…? 種明かしをされるとなるほどと思いますが、まさかそんな方法でとは完全に予想外。まさに今、自分のスマホからも情報が抜き取られているんじゃないかと不安になってしまいます。
- 母がスマホを触っていたら、急に警告音が鳴り、全ての操作が突然できなくなり、しばらくすると緊急連絡先が表示され、その誘導にしたがい電話番号を入力すると電話が掛かってきました。話を聞いているうちに何かおかしいと冷静さを取り戻して慌てて電話を切り、電源も落としましたが、どこまでの情報を抜き取られているのかわからなくて、恐怖でしばらく携帯の電源を入れられなかったそうです。今のところは特に被害はないですが、こんなに身近にあるのかと本当に怖いです。
- スマホを買った時から一切使ってなくて放置していた元から入っているカレンダーアプリが突然だれかに乗っ取られたのか、全部文字化けして意味わからない通知も来るようになりました。一回削除してダウンロードし直しても治なかったので、今でも削除したままです。
連続殺人鬼・浦野が主人公!
長い黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人を起こした猟奇的な犯人で人の心を操る天才的ブラックハッカーである浦野。成田凌さんの演技も相まって強烈な恐怖を感じさせる存在であるのは確かなのですが、なぜかもっと観たいと思わせるような不思議な魅力のあるキャラクターでもあります。今作はそんな浦野視点で物語が描かれます。彼が異様な執着をみせる被害者の稲葉麻美や友だちと称する刑事の加賀谷、今作で行動をともにすることになるエージェントのスミン。それぞれに対してどんな感情を抱いていて、それがどう変化していくのかは今作の一番の見どころです。そして訪れる衝撃のラストにchスタッフ全員が驚愕!
緊張感が倍増!
ストーリーやキャラクター、俳優さんたちの迫真の演技だけでも観客に恐怖を感じさせるには十分すぎる本作ですが、演出もその恐怖をさらに引き立てるものになっています。浦野の狂気を煽るようなカメラワークに、臨場感を強く感じさせる刃物で突き刺す音や拳銃を発砲する音…。これは映画館の大画面や音響で体験してこそなので、劇場での鑑賞を強くオススメします!
REVIEW
- 出演:成田凌 クォン・ウンビ
大谷亮平 白石麻衣 / 井浦 新
佐野史郎 真飛 聖 利重 剛 猪塚健太 髙石あかり
田中 圭 原田泰造 / 千葉雄大 - 主題歌:imase「Dried Flower」(Virgin Music / ユニバーサル ミュージック)
- 監督:中田秀夫
- 原作:志駕晃「スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス」(宝島社文庫)
- 配給:東宝
©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会
11月1日(金)全国東宝系にて公開