『シュガー・ラッシュ:オンライン』青山テルマが高校生へ送る、夢への一歩を踏み出すためのアドバイスとは?

人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、アーケード・ゲームのキャラクター「ラルフ」と「ヴァネロペ」の冒険と友情を描いた大ヒット作『シュガー・ラッシュ』の最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』が今週末12/21(金)いよいよ公開! 日本版エンドソング「In This Place~2人のキズナ」を歌い、歌詞制作にも携わったアーティストの青山テルマさんに、chスタッフがインタビュー!

夢を支えてくれる友だちがいるからこそ、自分らしく前を向いていられる

今回、初めて日本版エンドソングのオファーを受けられた時のお気持ちはいかがでしたか。

青山 最初にお話を聞いた時は本当にびっくりしました! 最近はバラエティでなんでも話してしまっているので、まさか私にこんな素敵なお話をいただけるなんて、本当にめちゃくちゃ嬉しかったです。でもそこからは嬉しさとともに徐々にプレッシャーも感じてきて、レコーディングでは緊張してしまいました。それでもやっぱり「嬉しい!」という気持ちが一番大きいですね。

ラルフとヴァネロペの姿に、離れていてもお互いを想う友情の大切さを学びました。青山さんは2人の友情をどのようにご覧になりましたか。

青山 自分自身の経験と重ね合わせて観る場面も多かったです。私は小・中・高校とよく転校をしていたので、友だちと離れ離れになることが多くて。高校はインターナショナルスクールに通っていたのですが、卒業すると海外に進学する子が多く、一番の親友はLAに引っ越してしまいました。私は日本に残ったので頻繁には会えなくなってしまったのですが、久々に会った時も全然久しぶりな感じがしなくて。そうした距離や時間を感じさせない“友情の魔法”というか、魅力を経験しているので、映画を観て共感する部分もありましたし、夢を応援しあえる仲間がいるっていいなと思いました。

映画の最後に青山さんの歌を聴いた時、映画から受け取った大切なことが、全部詰まっていると感じました。青山さんが映画をご覧になって感じた大切なこと、また、どのように歌詞制作を進められたのかを教えてください。

青山 色々な人たちがいて、ぞれぞれが違った考えを持っていて。でも夢を持つことって、何歳でもどんな夢だとしても恥ずかしいことではないし、全力で応援しあえる仲間を見つけること、大事にすることっていいなと思いました。夢って、きっと自分のためだけだとつまらないなと思うし、辛いことがあると諦めちゃうこともあると思うんです。でも、それを支えてくれる友だちがいるからこそ、自分らしく前を向いていられると思いますし、大切な人、守りたいと思った人は、全力で応援しようと思えた映画でした。
歌詞は映画を観る前から書かせていただいていました。前作の『シュガー・ラッシュ』でラルフとヴァネロペの友情を見ていたので、とても書きやすかったですね。映画を観ながら「ここではこんな感情だな」とかメモを取って家に持ち帰り、歌詞と照らし合わせながら、ずれていないかなどを確認して仕上げていきました。

プリンセス大集合に、テンションが上がる!

ディズニーが大好きだとお聞きしました! 映画ではディズニーのプリンセスたちが大集結していましたね。

青山 プリンセスが大集合するシーンは、他のどのディズニー映画でも見たことがなかったので、すごくテンションが上がりました! プリンセスたちがセルフィを撮ったり、ヴァネロペに触発されてジャージみたいな服を着たり。ディズニーを好きな人だったらわかるようなセリフやジョークも加えられていて、とても可愛らしかったです。

青山さんは、映画を通してインターネットの世界をご覧になってどのように感じられましたか? また、お気に入りのキャラクターがいれば教えてください。

青山 「インターネットの世界を描くって、こういうことなのか!」と感動しました。普段wi-fiを繋ぐ時や、eBayで商品を落札する時って「本当はこうなっているのかな?」って思いました。ネットを使っているとよく出てくる広告のポップアップもアニメーション化されていて面白かったです。お気に入りのキャラクターはたくさんいるのですが… 検索機能をキャラクター化した、大きなメガネのノウズモアはかわいいですよね。どんどん単語予測をしちゃうところとか。

高校生の時だからこそ、失敗しても笑われてもいい

ラルフとヴァネロペはインターネットの世界という新しい世界に飛び込み、さらにそれぞれの夢に向かって一歩を踏み出します。新しい世界や、夢への一歩が踏み出せずにいる高校生にアドバイスがあれば教えてください。

青山 今の高校生のみなさんは、みんなSNSを使っていますよね。私が高校生だった時より、見られたくないもの・見たくないものもたくさん目に入ると思うし、その分、恥ずかしさやコンプレックスを感じることも多いかもしれません。SNSのダークな部分と毎日生活しなくちゃいけない難しさもあると思います。でも、そうしたマイナスに感じていることって、社会に出た時に逆に武器になることの方が多いので、周りがどう思うかは、あまり気にしなくてよくて。高校生の時にしかできない失敗もあるし、高校生の時にしかできないチャレンジもある。高校生の時だからこそ、まわりに迷惑をかけたり失敗したりしても、笑われてもいいなって。そう考える方が楽かなって思います。高校生の時って若いし、とりあえず「ごめん」って言っておけばどうにかなるじゃないですか(笑)。社会に出て自分の責任が大きくなってくると、より踏み出しづらくなることもあるし、高校生の今だからこそ、なんでもチャレンジする。それについて誰にどう言われようとあまり関係なくて。漠然としたことでも何でも「やりたいこと」があるっていうことは、きっと「想像できてる」ってことじゃないですか。「想像できてる」ってことは、きっと、それを実現できる術を持っているってことだと思うので。自信を持って踏み出してもらいたいです。

最後に、読者である高校生に向けて、一言をお願いします。

青山 いっぱい勉強をして、いっぱい恋をして、いっぱい失恋をして、いっぱい失敗をして。社会に出る準備をしてください!以上(笑)。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』

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ゲームキャラのヴァネロペと大親友ラルフは、誰も見たことのないネットの世界の冒険へ飛び出すが…。

STORY 好奇心旺盛な天才レーサーのヴァネロペと、彼女の大親友で心優しいゲームの悪役キャラクターのラルフは、レースゲーム<シュガー・ラッシュ>の危機を救うため、誰も見たことのないインターネットの世界へ飛び出す。見るものすべてが新鮮で刺激溢れるネットの世界に夢中になっていくヴァネロペと、早く元の世界に戻りたいラルフは、次第に心がすれ違ってしまい…、ラルフのふとした行動からネットは崩壊寸前!二人の冒険と友情も最大の危機に!?はたして彼らを待ち受ける驚くべき運命とは…。

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12.21(金)より全国ロードショー!

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