キレッキレの圧倒的なダンスパフォーマンスで魅了するOWVが、3月9日に5thシングル『You』をリリース! 2月12日にリリースを記念したワンマンライブ「OWV ONEMAN LIVE 2022 -and I-」を中野サンプラザホールで行った4人に、新譜のお話から特集テーマについてまでたっぷりお聞きしてきました!
TikTokで踊って欲しい!
今回の衣装、めちゃくちゃ爽やかですね。
本田 まさか自分が青を着るとは思っていなかったですね(笑)
先日のワンマンライブもカッコ良くて、ダンス部のみんなで完コピしたくなりました! ライブでも披露されていましたが、初のミドルバラード『You』で何か新しい発見はありましたか?
全員 嬉しい! ありがとうございます!
本田 これまでOWVの曲は『UBA UBA』や『CHASER』など力強いものが多かったのですが、『You』は振り付けも曲調にマッチしていて、感情を入れやすいですね。“始まり”をテーマに蕾をイメージした歌詞や振り付けもあるので、これまでとは違うパフォーマンスで新たな一面が見せられるのかなと思っています。
浦野 僕は柔らかい表現の難しさを覚えました。いつもはガチガチにみんなで揃える振りが多いんですが、柔らかい振りだからこそ必要とされる表現力を実感しました。
佐野 体硬いもんね(笑)
浦野 そうなんですよ。あぐらがかけないくらい関節が硬いから(笑)、踊る前には入念にストレッチをして…苦戦しましたね。
この振りはLOOKさんが担当されているんですよね。最初振りをもらった時はどう思われましたか?
中川 それぞれが歌っているところはそれぞれにスポットを当てて個性を際立たせていたり、振りのキャッチーさだったり、とてもバランスの良いきれいな振りだなというのが第一印象でした。
浦野 きっと高校生のみんなも真似しやすい振りが多いよね。
『You』のサビのところは一緒に踊りたくなっちゃいます! TikTokとかでもバズりそう。
浦野 そうそうそう! そうなんです。そう言ってくださるのは嬉しいですね!
佐野 サビのところは下がる時にグッと体を後ろに入れるとキマリますよ。日本やアメリカのダンスは個々の唯一無二な部分を大事にすることが多いんですが、韓国のダンスは揃えることの美学があって、揃えるほどカッコ良く見えるんです。
MVの撮影の時に何か意識されたことはありますか?
本田 撮影の前に文哉から「自分のパートは瞬きしない方がいいよ」と言われていたので、よし、やってみようと思って挑んだんですが…2回瞬きしちゃいました。
佐野 自分のパートで抜かれる時は、力強さが出るから瞬きをしない人が多いらしいと聞いて、その話をしていたんです。
中川 僕はどちらかと言うと『UBA UBA』や『CHASER』など力強さを表現する方が得意なので、今回はできるだけ表情を意識したつもりです。
浦野 僕は普段前髪を下げることが多いんですが、今回の白衣装の時は前髪を上げて少し大人な雰囲気を出してみたというのがこだわったポイントです。
YouTubeのコメント欄でもビジュ大優勝ってコメントが溢れてましたよね!
本田 え、それは秀太のビジュが、ってことですか?
あ、はい…そうだと思います…。
中川 今本人を前にしたら、“あれ? 違ったかな?”ってなってるやん(笑)
浦野 いや、僕も見たよ。たしかに「秀太のビジュ」って書いてあった。自信なくさないで(笑)
では佐野さんはいかがですか?
佐野 僕は袖が広がっている衣装のコントロールが難しくて、そこを意識しました。先日のワンマンライブの第一部の時、僕が腕を伸ばしてみんなが僕の腕に指を這わせてくる振りのところで、指が衣装の中に侵入してきたんですよ(笑)。これはブルッとなりました。
浦野 わざとじゃないよ!
佐野 こういった衣装に挑戦したい方は、広げすぎ注意です。あと添わせすぎ注意でお願いします!(笑)
『Sound the Alarm』のダンスもカッコいいですね。
中川 幅広い場で活躍されているダンサーのYORITOさんに担当していただきました。これまでにも2曲振り入れしていただいているんですが、どれもめちゃくちゃ踊るんです。グルーヴが必要でとても細部まで拘りのある難しい振付なので、時間をかけて自分の中に落とし込んでいます。
『TALK TALK TALK』は窓越しにグラウンドでサッカーをしている好きな人を見る、みたいな時に聴きたいなと思いました。
本田 めっちゃいいじゃん! 何色のユニフォームですか?
白ですね。砂だらけになってる感じで。そんな時に有線のイヤホンで聴くイメージです。
全員 いいね! 有線ってのもいい! 優勝です。
浦野 これは“TALK TALK TALK”だから会話みたいな感じで、通じ合う曲なんです。
中川 でも話しかけるのは勇気がいるからね。ま、秀太は恋したことないからわからないと思うけど。
浦野 あるよ、僕だって。わかるから!(笑)
本田 みんながそうやって考えながら聴いてくれるのはめちゃくちゃ嬉しいですね。今はこんな状況だけど、いつか観客のみんなと一緒に歌いたいなと思いながら歌っています。秀太がライブで「心と心で会話しようよ」と言ってましたけど、「I just wanna TALK TALK TALK!」という歌詞にはいろんな思いがこもっています。
佐野 テンションが上がる時、青春を感じたい時、ときめきたい時、感謝したい時…どんな時にも合いますね。
それとも不安が勝つ?
皆さんにとって、新生活ってワクワクと不安、どちらが勝ちますか? ワクワクが勝つという方は?
浦野・佐野・中川 はい!
佐野 僕は地元が学年9人という学校で、コンビニも歩いて40分、母校も全部廃校になったくらいの何もないところから始まったので、上京した時は何をしようかなというワクワクの気持ちしかなかったですね。地元にコンビニができただけでみんなお祭り騒ぎでしたから(笑)
中川 僕は大学3年生の終わりくらいに事務所のオーディションに受かって上京してきたんですが、ワクワクの方が大きかったですね。不安もあったけど、どうせならワクワクした方が同じ1日も有意義かなと思って。
浦野 僕は小学6年生の頃から芸能のお仕事をさせていただいていて、携帯を持ってひとりで六本木とかに来ていたので、小さなワクワクがずっと続いてきた感じですね。
佐野 六本木と僕の差がすごいですね。六本木はコンビニ乱立してますから。こっちはようやく1軒ですからね。
浦野 2軒くらいスルーしてからでも入れますからね! でも学校での新生活は、一対一とかだとなかなか話しかけられなかったです。友だちが一緒なら友だちの力を借りてグイグイいけるんですけど!(笑)
中川 ダサいな!(笑)
本田さんは新生活には不安の方が大きかったですか?
本田 僕は夢を持って上京して来てダンスの専門学校に行ったのですが、上には上がいるんだなということを目の当たりにして挫折したので…不安の方が強かったですね。地元に帰ろうかなと思った時もあったんですが、「もっと頑張りな」と親に言われて東京で頑張っていたらここにいました。
▶次は特集テーマ「大人」についてお聞きしていきます。