高校生実況レポート！ 新たな才能開花！？ イメージを形にする力を身につける！

みなさんは「芸術大学」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか。
美術・音楽のプロを目指す人たちが一つの道を極めるところ？
卒業したあと就職が難しそう？
それ、間違いです。自分の学びたいことをボーダレスに学べ、社会の様々な分野で活躍できる人材に成長できるのが「名古屋芸術大学」なのです。その実態を調査すべく、chスタッフがキャンパスに潜入取材。6回に渡り、連載でお届けします！
今回は、デザイン領域の「アートブック制作」と「ボールペン制作」に挑戦しました！

Try1
アートブックを作ってみよう

今、広告やPRをはじめとする様々な業界で注目されている、“メディアコミュニケーションデザイン”って知っていますか？
人と人とのより良い繋がりを築くための方法を作ることで、名芸では新たなコミュニケーションを生み出すことができる柔軟性の高い表現力を身につけるための授業を受けることができるんです。その1つ、アートブック作りを体験しました！

様々な色や形・質感の紙を組み合わせ、自分だけのオリジナルアートブックを作ります。

まずは使う紙を選びます。

使う紙を選んだら、

丸に切り抜くにも、コンパスカッターやクラフトパンチなどいろんな方法があるんですね！同じ大きさのものを量産したいのか、希望する大きさの調整をしたいのかなど、目的にあった方法を選択することが大切。

特に制約などはないので、自由な発想で作ればOK！初めは完成イメージが見えなくても、実際に素材に触れてあれこれ試しているうちに、アイデアがだんだん湧いてくることも。

次は綴じ紐を選びます。これ一つでも印象が大きく変わりますね。

どんな色や素材を選ぶかでこんなにも差が生まれます！

Try2
木材を使ってボールペンを作ろう！

私たちにとって、とても身近な材料の一つである木。名芸の数ある工房の中にはもちろん、この木を加工することができる工房もあります。家具や建築モデルなど、様々な作品を作ることができる木工房で、木製のボールペン作りに挑戦しました！

機械にセットして、回転させながらサンドペーパーで削っていきます。

折り曲げた状態のサンドペーパーをあてると、溝ができます。グリップ部分に溝を入れると滑り止めに。こういった実用品はデザイン性だけでなく、使い心地の良さも大切ですよね！

削り終えたら、中に芯をセットして完成。

PICK UP
ボーダレスに活躍する先輩

洋食器デザイナー（鳴海製陶株式会社）水野愛弓/美術部学部美術学科日本画コース卒業

食器は使われて
初めてデザインが完成する。

食器は使われる場所や文化、歴史と密接に結びついているため、そのモノ自体に存在理由が生じます。そういった環境で生まれたモノに興味があり、学生時代には日本画の中でも屏風や掛け軸に注目して制作していました。その経験を生かし、伊勢志摩の景色を下絵からデザインしたことも。また、平面ではなく立体である食器のデザインをするうえで、授業で学んだ構図力も生かされています。一番やりがいを感じるのは、お客様のライフスタイルになじむ食器のデザインができたとき。お客様が使われているところを見ると、この仕事に就いてよかったと思います。幼い頃から好きだった「絵を描くこと」を仕事にできたのも、本当に幸せなことだと実感しています。これは、好きなことに熱中できる名古屋芸術大の環境があったからこそ。これからも「絵を描くこと」を自分の生活の一部にして、ずっと続けて行けたらと思っています。