12月15日にリリースされたメジャー1stアルバム『A GREAT FOOL』は、メジャーデビュー曲『SOBER ROCK』から新曲『PERIOD.』『THANKS, ALL MY TEARS』まで、どれも熱い思いと優しさが溢れ、真っ直ぐに響く歌詞とともにじっくり聴きたい1枚。Novel Coreさんにアルバムに込めた思いをお聞きしてきました!
【後編】では「Novel Coreさんの高校時代を変えた出会い」についてお聞きします。
大きく変えた存在とは?
今月の特集テーマは「コレで高校生活が変わりました!」なんです。コアさんの高校生活を変えてしまったような出会いについて教えていただけますか?
コア
『PERIOD.』の歌詞にも出てきましたよね。
コア 『深夜高速』のサビの「生きててよかった/そんな夜を探してる」って歌詞は当時の自分にぴったりで、この人たち自分のこと見てんのかなと思ったくらい(笑)。『感情七号線』は「心の真ん中にすりガラス/本当に欲しいものが見つけられなくなる」という歌詞があって、自分も本当にやりたいことは音楽なのか、就職して安定した生活をしていくことなのか、家族を安心させられるのは後者だろうけど…とわからなくなった時があって。この2曲がなければどうなっていたかわからないくらい救われましたね。
救いの曲だったんですね。
コア 聴いた人が「自分のことを歌っている」と思える楽曲だなって。フラワーカンパニーズの方々は当時の僕のことはもちろん知らないし、でも聴いている僕には「俺のこと歌ってるのかな」と思うくらい語りかけられている感覚があって。その時に自分もそんな音楽が作りたいなと思わせてくれた、偉大で大好きなバンドです。
良い曲ですよね! 私も『PERIOD.』で知ってすぐに聴いてみました。
コア めちゃくちゃ良い曲ですよね! あの曲を聴きながら深夜4時半に大号泣した時のこととか鮮明に覚えてます。
そうだったんですね。
コア 当時僕は家でも毎日暴れるみたいな状態で、自分でもわけわからないし、家族のこともすごく好きだから母親を傷つけることとか絶対にしたくなかったんですけど、自分が投げたペットボトルが母親に当たってアザができてしまった時に、自分で自分が怖くなって、家の電話から交番に「止めて欲しい」と電話したこともありました。ここにいたくないけど、どこに行きたいかわからないみたいな、自分でも説明のつかない感覚の中にいた時にフラカンの音楽に出会えたことは大きかったです。
高校1年生の恋愛でそれに気付いた
では軽い方のお話もお願いできますか?(笑)
コア 軽い感じだとやっぱ「彼女」じゃないですか?(笑) 高校時代の恋愛はデカいですよね。中学の頃とはちょっと感覚が違って、人をマジで好きになったのが高校1年生の時だったんです。その時に恋愛観は結構構築されたかもしれないですね。
彼女との出会いで自分が変わったりもしましたか?
コア 変わりましたね。一緒にいる時に、彼女のフィルターを通して自分がどういう性格なのかもよくわかった気がするし、人に優しくありたいというのも、彼女ができてから強く思うようになりました。僕はケンカとかは一切したことないんですけど、人を本当の意味で守れる強さは、ケンカの強さとか頭の良さとかではなく、何かを包み込むような無償の優しさなんだな、優しさは一番の武器だなと思って。強さの本質は優しさにある、ということがわかったのは彼女ができた頃くらいですね。
木村MG …全然軽くないっすよね(笑)
コア ほんとだ、軽くないっすね。あれ…?(笑)
めっちゃいい話になってます(笑)。コアさんの曲が愛に満ちているのは、15歳の頃のその気付きから始まっているんでしょうか。
コア 当時の感覚が、その後たくさんの方に触れ合って、人に優しくしてもらったり、自分も何か刺激を与えられた時に幸せを感じたりする経験をしていくうちに、「結局愛だよな」というところに帰着したのかもしれないです。
徐々に強まってきたんですね。
コア 僕も15、16歳の頃は「愛がすべて」なんて綺麗事やん、と思っていたところもあったんです。でも今は理想論や綺麗事ではないと胸を張って言えるようになりました。愛を軸に人と向き合っていくという生き方をしていると実際に良いこともたくさん起こって、やっぱり愛はすごいんじゃないかと思うし。愛って、漢字が難しいせいで重い感じしますよね?
言われてみればたしかに…。
コア でも愛って、めっちゃ噛み砕いたら想像力だと思うし、想像力って思いやりだと思うし、この人もしかしたらこうかも、と相手を読み取ろうとする余裕を自分の中に持っておくことは大事にしています。
それって日髙さんとの出会いも大きかったですか?
コア 日髙さんに関しては、“こんなに自分と同じようなことを考えている人がいたんだ!”という衝撃がデカかったですね。年齢もひと回り違うし、キャリアも全然違うんですが、会って初めてごはんに行ってちゃんと喋った時に、僕は「このまま生きていったらこういう人になるんだろうな」と思ったし、日髙さんは日髙さんで「昔の俺みたいや」と思ったらしくて(笑)
お互いに…(笑)
コア 日髙さんが僕をBMSGに誘ってくれた理由として、「もしコアが仮に15年前の自分だとすると、おそらく今後こういう壁にぶつかるだろう、そこでこういう嫌な思いをしてトラウマを作るだろう、それをどうにか避けたい。15年前の自分が報われるためにもコアが報われなければいけない」と言ってくださって。逆に僕は、「商業的な成功だけではなく、ちゃんと人間として幸せな形で音楽で成功することで、日高さんが背負ってきた痛みを少しでも軽くできるかも」という気持ちにもなって。
すごい関係性ですね。
コア お互いに人生の修復作業中です、今(笑)。本当不思議なめぐり合わせなんですけど。
コアさんとお話ししていると、日髙さんにインタビューさせていただいた時と感覚がとても似ていて実は内心すごく驚いています。
木村MG そうですよね、僕も不思議だなといつも思ってます。
ですよね! 一緒にいらっしゃるから似てこられたのかなと思っていたんですが、そうではないんですね。
コア もちろん音楽面でも人間的にもお互いに刺激を受けている部分はあると思うんですが、一緒にいて似てきたというよりは、似ていたから出会えたという方が近いのかもしれないですね。僕もびっくりです(笑)
本当、このことすべてを15歳のコアさんに聞かせてあげたいですね。
コア 15歳の僕は自分と同じようなことに悩んできた人がまさか日髙光啓さんだとは思ってないですからね。
結果、どれも軽い話はなかったですね(笑)
コア です、ね!(笑)
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15歳の頃の自分へ向けた気持ち、
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