「興味のあることには積極的に冒険する気持ちが大切」茅原実里から高校生へメッセージ

茅原実里

2019年に声優・歌手デビュー15周年を迎え、今年2月5日に15周年を記念したベストアルバム『SANCTUARY Ⅱ~Minori Chihara Best Album~』をリリースされた茅原実里さん。

作品のことはもちろん、デビューからこれまでのお話や高校生へのメッセージなどをいただきました!

歌手として、声優としての
茅原実里を楽しめるベストアルバム

先日発売されたベストアルバム『SANCTUARY Ⅱ~Minori Chihara Best Album~』はどんな作品になっていますか?

茅原 茅原実里の2枚目のベストアルバムで2枚組になっているのですが、DISC1には『会いたかった空』から『エイミー』までのシングル曲とアルバムリード曲と15周年記念ソング『We are stars!』、それにプラス、茅 原実里の名刺代わりになるような鉄板曲を収録させていただいています。DISC2は、15年前にデビューしてから声優としていろいろなキャラクターを演じさせていただいてキャラクターソングもたくさん歌わせていただき、その中から15周年記念として初めてキャラクターソングのアルバムを作りました! 今回の作品は、歌手としての茅原実里と声優としての茅原 実里の両方を楽しんでもらえるベストアルバムになったなと思います。

アルバム収録曲の中で、高校生にオススメの曲はありますか?

茅原 高校生にオススメの曲って難しいですね(笑)。『Paradise Lost』はTVアニメ「喰霊-零-」のOP主題歌で、物語のバトルシーンに合うとてもカッコいい楽曲なので、この曲を聴いたら1日頑張れるかもしれませんね。今の季節だと、恋をした女の子のピュアなラブソング『恋』もオススメだと思います。

ただ時間を過ごすのではなく
積極的に冒険する気持ちが大切

デビューされてからいろいろな経験をされてきたと思いますが、その中で挫折しそうになったことはありますか?

茅原 挫折という挫折はなくて、辞めようと思ったこともないです。2004年に声優としても歌手としてもデビューしたのですが、元々は高校生の時に文化祭のカラオケ大会に出場して優勝したことがきっかけで歌手を目指し始めて、10代の頃はずっと歌のオーディションを受けていました。20歳になる直前に養成所に入ってボーカルの勉強をしていたのですが、なかなかうまくチャンスが掴めなくて、もうすぐ卒業という時に学校にたまたま声優タレントコースという学科が開設されることになって、スタッフの方に「声優の勉強してみない?」と誘われたのがきっかけで声優の勉強を始めました。その過程でTVアニメ「天上天下」のオーディションを受けて声優としてデビューさせてもらって、その年の12月に歌手としてもデビューすることが決まって。キングレコードさんから『HEROINE』というアルバムをリリースさせていただいたのですが、単発ものだったので次に繋がっていくものではなかったんですね。挫折とはちょっと違いますが、アルバムは出したけれども継続して歌の活動ができないもどかしさや、新曲を楽しみに待ってくださっているファンの方がたくさんいたので、事務所のスタッフやマネージャーと相談して、茅原実里を知ってもらうために自分で作詞作曲をしてギターを持って路上ライブをしていた時代はありました。

では学生時代の経験を元に、今の高校生に向けてメッセージをお願いします。

茅原 きっと私の時代と今って全然違うんだろうなぁ。興味があることには積極的にトライしたほうがいいんじゃないかなとすごく思います。私ももっと学生の頃にああしておけばよかったなと思うこともあって、決められた枠の中で良い子に生活しているだけだとどんどん時間が過ぎてしまうので、何かを始めるのに遅いということはないと思いますが、視野を広げていろんなものを見渡して、興味があるものにはどんどん冒険していくという気持ちで過ごすといいんじゃないかなと思います。

茅原実里

DISC INFO
茅原実里
new album
『SANCTUARY Ⅱ~Minori Chihara Best Album~』
¥3,960(tax in)
now on sale

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