もえ(高3)・さおり(高2)・あきと(高3)
そのニキビ、勉強中も気になっていませんか?
みんなが気になっているニキビのギモンを
専門家の先生にお聞きしてきました。
・・・とその前に、
こちらの4つの質問を渋谷の高校生50人に
答えてもらった時の動画がこちら!
※街頭クイズ調査と秋野先生の取材は、2020年2月に行いました。
では、
志村三丁目皮フ科 院長 秋野 愛先生!
解説をお願いします!
ニキビは青春のシンボルだから思春期が終われば治る?
答えは、NO !
(正解率 78%)
ニキビができる原因のひとつは、思春期に増えてくる「皮脂」。
成長に伴ってホルモンが増えてくると、皮脂がたくさん出るようになるんです。これに毛穴のつまりや、皮脂が大好きなニキビ菌の増加が関わってニキビができます。ホルモンによって皮脂が増えるのは、男の子も女の子も同じ。
ホルモンは思春期が終わってもなくなるものではないので、ニキビが30代、40代まで続く方もおられます。
ニキビは自分で潰してもいい?
答えは、NO !
(正解率 88%)
潰したくなるニキビって、腫れあがった炎症の強いニキビですよね。
その状態って、ニキビ菌が繁殖して炎症が起こり、毛穴の中の皮膚がとてももろくなっています。自分で潰してしまうと、毛穴の中のもろくなった皮膚が破れてしまい、炎症が周りにも広がるので、痕が残りやすくなってしまいます。
クリニックで医師が処置する場合は、表面に少し穴を開けて、専用の器具で圧出するので、痕が残りにくいんですよ。
ニキビがある時は洗顔回数は多い方がいい?
答えは、NO !
(正解率 75%)
もちろん洗顔は大切です。
ただ、回数が多ければいいというわけではなく、一般的には1日2回、洗顔料を使って洗顔することが推奨されています。洗顔が多すぎると、洗顔自体が刺激になってしまい、乾燥の原因にもなります。
泡立てネットを使って泡で包み込むように洗い、ふき取る時は柔らかいタオルで肌をこすらないようにするなど、やさしい洗顔を心がけるといいですね。ニキビケア専用の洗顔料を使うのもいいですよ。
皮膚科に行った方がいいのは、どのタイプのニキビ?
答えは、全部 !
ニキビは、マイクロコメドという段階から始まります。
コメドは、触ると少しザラザラして毛穴がつまっている状態です。理想は、コメドの段階から皮膚科を受診してほしいです。遅くなればニキビ痕も残りやすくなってしまいます。
早めに来てもらえば相談に乗ることもできますし、今はコメドの段階から保険治療ができるようになったので、症状にあった適切な処置ができます。
秋野先生から高校生へメッセージ
秋野先生
女の子はメイクにも悩むと思いますが、できれば普段は毛穴を塞いでしまうBBクリームなどは使わず、アイメイクやリップだけで可愛くするのがおすすめです。どうしてもファンデーションを使いたい場合は、「ノンコメドジェニック」と書いてある化粧品を使って。
市販薬ではニキビの根本的な解決はできません。ニキビ痕を残さないためにも、早めに皮膚科専門医に相談することをおすすめします!
提供:マルホ株式会社