『交換ウソ日記』高橋文哉×桜田ひより｜思い出に残る学生時代のお誕生日のお祝いは「フルコースの料理」「ケーキのサプライズ」 | ページ 2

どれだけキュンとさせられるかを
スタッフ陣と本気で考えた

バスケを教えてもらうシーンや勉強を一緒にするシーンなど胸キュンシーンの撮影時のことを教えていただきたいです。

高橋　胸キュンシーンの撮影は、案外思っているよりリアルというか…。

桜田　そうですね、ファンタジーではないですね（笑）

高橋　どれだけ本気でキュンとさせられるかを考えつつ、いろんな大人の方にアドバイスをいただきながら撮影していました。だから皆さんが想像するキラキラとした感じというよりは、地に足つけてみんなで話し合いながら、どういうものが刺さるのかを研究していく感じでした。

桜田　理想的なシチュエーションではあるんだけどリアル感もあって、現実にありそうという作品なので、どう見せたら皆さんにキュンキュンしてもらえるのかを大人の方々を含め、カメラワークだったり立ち位置だったりにすごくこだわって撮影しました。だから普通の恋愛映画だと観ている人は「ヤバい、キュンキュンする〜♡」という感じ方をしていると思うんですが、今作は「ヤバい…！」ってずっしりくる感じを出せたらいいなと（笑）

高橋　焦りと共にという感じですよね。

そんなシーンの中でも、“ここ決まったな！” みたいなお気に入りのシーンってありますか？

高橋　ここ決まったな、かぁ…（笑）。瀬戸山の家じゃないでしょうか。

お家でふたりで勉強するシーンですね！希美ちゃん目線の近距離カメラが良かったです。

高橋　決まったなというよりは、ここまで決めてもらえてたんだな、という印象ですね。僕は瀬戸山として希美に対するお芝居をカメラにしていただけなんですけど、それをこんな風に、そこに至るまでの感情だったりが相まって、「せぇとやまぁぁあ！」ってなる風に作ってもらえたなというのは、完成した作品を試写で観て思いました。

桜田　私も同じシーンなんですが、スクリーンで観ると大画面で私たちの顔が全面に出てくるシーンがあるんです。観てくださる皆さんが息を呑むレベルで高橋さん演じる瀬戸山くんに吸い込まれると思いますし、自分が本当に間近で瀬戸山くんを見ているような感覚になると思います。ここはぜひ注目していただきたいですね！