もはや行かない理由が見つからない!あの作品の世界が堪能できる展覧会『この男がジブリを支えた。近藤喜文展』

「赤毛のアン」「火垂るの墓」などで作画監督やキャラクターデザインを務め、長編監督作品「耳をすませば」で大成功を収めた近藤喜文さん。スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられ、多くのアニメーターに影響を与えた彼の世界を堪能できる展覧会・『この男がジブリを支えた。近藤喜文展』が三重県総合博物館(MieMu:みえむ)で開催中。

これは絶対に見逃せない!ということで、ジブリファンのchスタッフが内覧会に行ってきました。

まるで近藤喜文さんの頭の中を覗き見しているみたい!

会場には近藤喜文さんが手がけた作品のイメージボードや原画、スケッチなどがたくさん! 細かい指示が書かれていて、どのようにキャラクターたちが創り出されていったのかを追うことができます。


いろんなところにムーンのシルエットがあるから、どこにいるのか探してみて!

未公開作品やキャラクターも!

「赤毛のアン」LDボックス用イラスト 1992年 ©️NIPPON ANIMATION CO.,LTD.

ジブリ作品だけでなく、それ以前に手がけた「ルパン三世」や「赤毛のアン」などの作品や、世に出ることのなかった秘蔵の映像作品なども観ることができます。スケッチでは映画には登場しない人物や風景も!? ぜひ、チェックしてね。

「魔女の宅急便」イメージボード 1989年 ©️1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

アニメーションが出来上がる工程を体感できる!

「紅の豚」や「平成狸合戦ぽんぽこ」などの原画をパラパラできる体験コーナーもあるよ!

近藤喜文さんが実際に使っていた机。小さな机ですが、上にはたくさんの画材が並んでいます。



4カ所あるフォトスポットでは、まるで自分もお話の中に入り込んだような写真が撮れちゃいます!

展覧会を観終えて…
どのイメージボードも、静止画のはずなのに、頭の中でキャラクターたちが動き出してしまうくらい引き込まれました。映像化されず、世に出なかった作品にも出会えるのがこの展覧会のオススメポイント!どの作品からも近藤喜文さんの熱量を感じました

小学生のときに観てから大好きになった「名探偵ホームズ」のイメージボードが観られる日がくるなんて…幸せすぎます!「耳をすませば」のムーンと一緒に雫の帽子を被って写真を撮れたり、聖司くんとツーショットを撮れたりと、近藤喜文さんやジブリ作品好きにはたまらない展覧会でした!ファン以外でも絶対楽しめるのでオススメです。
ジブリの展覧会は初めてでしたが、表情やちょっとしたしぐさなど、細かいところまでこだわりがすごい!身の回りにあるものとありえないものが混在しているのに、違和感がなく、その世界感に魅了されてしまいました。展覧会に行ってから改めて作品を観たらきっと新しい発見があるんじゃないかなと思います。もう1回観にきたい!

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近藤喜文さんのエピソードが楽しめるトークショーや、カオナシがやってくるイベントも! 詳細は公式HPをチェック!
この男がジブリを支えた。近藤喜文展


  • 会期:2019年7月6日(土)~9月16日(月祝)
  • 休館日:毎週月曜日(8月12日、9月16日は開館)
  • 観覧時間:平日9:00~17:00、土日祝日9:00~19:00(ただし入場は閉場30分前まで)
  • 会場:三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
    三重県津市一身田上津部田3060
  • 主催:近藤喜文展実行委員会(三重県総合博物館、中京テレビ放送)
  • 共催:中日新聞社
  • 後援:近畿日本鉄道、三重交通
  • 企画制作協力:スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館
  • お問合せ:三重県総合博物館 TEL:059-228-2283

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