私たちの未来予想図vol.4 〜「イマドキの若者が共有する背景とは?」ワカモノスタディ ワークショップ〜

キヤノンマーケティングジャパン株式会社の企業内起業ichikaraLab(イチカララボ)とch FILESがともに未来について考える企画「私たちの未来予想図」。

第4回目は、ichikaraLabが若者層のライフスタイルや購買行動、トレンド分析を通して未来につながるヒントを探る活動「ワカモノスタディ」に、chスタッフOB・OG(大学生・専門学生)が参加しました!

ichikara Lab(イチカララボ)」とは

キヤノンマーケティングジャパン初の企業内起業。若年層マーケティングの強化と新たな顧客層へのリーチを目指し、恒常的に幅広い若年層と活動しています。トレンドを生み出し波及する力のある若年層への本質的な理解を深め、いち早く未来に繋がるヒントを捉えています。若年層マーケティングから獲得したインサイトを活かした新規商品・サービスの企画・開発へ挑戦しています。

ichikara Lab WEBサイト

ichikara Lab X




ワカモノスタディでは各回ごとに若者が自分事化しやすいテーマが設定されます。今回のテーマは“共有”。イマドキの若者に“共有”が浸透する背景を紐解くことで、未来につながる“ヒント”を探ります。

―事前課題―

事前課題では普段の生活やニュース・トレンドから“共有”について分析します。

SNSの存在が若者に“共有”が浸透している理由だと考えている学生がほとんどでした。特に趣味や好きなものなどを発信し共感を得ることでつながりを感じていること、加工した写真ではなく日常生活をそのまま公開することに抵抗を感じなくなってきている傾向があることが事前課題から見えてきました。

―ディスカッション―

ichikara Labと参加者がZOOMで集まりディスカッション。事前課題を元にお互いの意見を発表しあいながら、さらにテーマについて深堀りしていきます。

もともとSNSがあるのが当たり前の世代ですが、コロナ禍でよりSNS上で繋がることが当たり前になりました。さらにコロナ禍が開けてライブ会場などリアルで感じた一体感をSNSでも共有することができるようになり、より“共有”が楽しくなりました。
SNSで勉強の状況を共有し、反応があるとより頑張ろうと思えるので、モチベーションのコントロールにもつながっています。

好きなものや趣味をSNSで発信しているので、アカウントがその人がどんな人かを表す名刺代わりになっています。
SNSで情報を共有すること=コミュニケーションの効率化。だからプライベートに関することを発信することにあまり抵抗感はないです。それよりも便利さが勝っているので。

教育の場でも自己表現が重視されていることも、自分のことを発信することに対する抵抗感のなさにつながっているのでは?
なんでもかんでも“共有”しすぎると疲れてしまうので、自分の発信したい情報、受け取りたい情報によってSNSを使い分けています。SNSの種類が増えたことで自分の心地よい“共有”の仕方が選択できるようになったと思います。

他の人の意見を聞くことで、それまで気づいていなかった視点を知ることができ、考えも深まりますね。途中、少人数のグループに別れたりもしながら約3時間みんなで出し合った意見はわかりやすくグラフィックレコードにまとめていただきました!

更に詳しい内容はichikara Labのウェブサイトにて公開されています。みなさんも記事を読みながら、ぜひ自分にとって“共有”とはどんな意味を持っているのか考えてみてくださいね!

ーワカモノスタディに参加してみてー

みんなと意見を“共有”し、日常化されているSNSについて別の視点から考えることで、社会を俯瞰的にとらえるきっかけになりました。
こうしたテーマを設定してディスカッションする機会はなかなかなく、他の人の考えはもちろん、これまで気づかなかった自分自身の考えを知ることもできました。

同世代の子と意見交換できることで、自分のことをより理解し、世界の見方をより深まりました。さらに未来の私たちの文化や生き方がどうなっていくかイメージができて、将来どの分野に進む子でも必ず活かせる経験となりました。

ichikara Labのウェブサイトでは“共有”の他にも様々なテーマの記事がUPされているので、ぜひチェックしてみてくださいね!