1月25日にリリースしたアルバム『わたしのノクターン』で待望のメジャーデビューを果たしたカネヨリマサル。ちとせみなさん(Vo&Gt)が楽曲に込めた想いや特集テーマについて語ってくれました。
『わたしのノクターン』
メジャーデビューおめでとうございます!
ちとせ ありがとうございます。なかなか実感がなかったのですが、家族や友だち、ファンのみなさんにお祝いの言葉をいただいて、ようやく実感が湧いてきました。バンドとして、新たなスタート地点に立ったばかりなので、今まで以上に気持ちを引き締めてがんばります。
今作のコンセプトを教えてください。
ちとせ 『わたしのノクターン』というアルバムを作ろうと思って作った曲ではなく、これまで作ってきた大切な曲たちを俯瞰したら、『わたしのノクターン』になりました。夜に思い悩んだことを歌った曲がたくさん入っているので、日本語で“夜を想う曲”と書く「ノクターン」という言葉を使いました。ジャケット写真でも“思い悩んで一人で音楽にしている女性”を表現したかったので、モデルさんにはいろんな感情を含んだような表情をしてもらうようお願いしました。
収録曲はリアルな情景が思い浮かぶものばかりですが、各曲にモデルになった人はいるのでしょうか?
ちとせ どの曲も私自身の心の動きをもとに書いています。例えば『息をしているよ』は失恋したときに、感情的に行動できない自分の生き方は間違いではないけれど、自分の欲求どおりに生きられたら楽だろうなと感じてできた曲です。
だからこそ、聴く人が共感できる曲になるんですね!『二人』は私たち高校生からすると、ちょっと大人っぽさを感じる歌詞でした。
ちとせ 大人になり、人との繋がりの温かさを曲にしたいと思うようになって作った曲なので、そう感じられたのかもしれません。この曲を通して、本当に大切な人のことを歌うのは、大切すぎて言葉を見つけるのがすごく難しいことに気づきました。ただ単に温かいだけの曲にならなかったのが私らしいなと感じています。
『I was』は他の曲に比べ、“かっこいい”という印象が強い曲ですが、どのようなコンセプトで作られたのでしょうか。
ちとせ 8年前にベースのいしはらめいとカラオケに行ったときに作った曲で、セッション感を大切にしています。演奏が激しめの曲なので、MVも動きのある映像にしたくて。ずっと憧れていたMV監督さんに撮っていただいたのですが、私たちの求めていた躍動感が表現されていて、とても気に入っています。
激しめの『I was』とバラード調の『ピアノの曲』が並ぶ曲順が素敵だなと思ったのですが、曲順はどのように決められていますか?
ちとせ 最初は勢いがあって聴く人をカネヨリマサルの世界に引き込める曲を、中盤には落ち着いて聴いてほしいバラードを持ってくるなど、各曲の魅力が一番伝わる曲順になるよう、メンバーと相談して決めました。
『背中』は聴いていると「もう少しがんばろう」と思わせてくれる応援歌ですが、ちとせさんが「がんばろう」と思えるのはどんなときですか?
ちとせ 夢が叶ったときやお客さんから反応をいただいたときです。この曲は辛いけれど、自分の選んだ道だから頑張りたいプライドもあるという、看護師の仕事をしているときに感じた複雑な気持ちを表現しています。
『26』と『BOOK COVER』は歌詞には出てこないワードがタイトルになっていて、どういう意味が込められているのか気になります。
ちとせ 『26』はすごく大切だった人との思い出の日付です。この曲は失恋をしたときの悲しさを歌っています。悲しいことがあると、所構わず涙が出てきたりしますよね。MVもそんな誰にでも訪れる経験を映像にしています。『BOOK COVER』は自分が持っているブックカバーからつけました。ゴッホが描いた、森の中に二人の人が立っている絵柄のブックカバーなのですが、その絵と自分の環境が結びついたんです。
ごく普通の3人が本気で音楽をやっていること
カネヨリマサルの楽曲はちとせさんが作詞作曲をされていますが、タイトルもちとせさんが付けられているのですか?
ちとせ 作詞をしたときに私が付けることがほとんどですね。ストレートなタイトルが多いので付けるときに悩むことはあまりないです。
作詞作曲は学生時代からされていたのですか?
ちとせ そうです。でも当時はだれにも曲を作っていることは言っていませんでした。カネヨリマサルを組んでから、「実は…」といしはらめいに聴いてもらったら、「すごい!」と褒めてくれて。それがきっかけで自分の気持ちを曲にすることに自信が持てるようになりました。
SNSでカネヨリマサルの曲をカバーしている人もたくさんいますが、ギター初心者でもカバーしやすいを教えてください。
ちとせ 『恋人』と『息をしているよ』ですね。ほぼ2つのコードだけで演奏できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
ちとせさんが考える、カネヨリマサルの魅力はどんなところでしょうか。
ちとせ 奇抜な見た目やキャラではない、ごく普通の3人が本気で音楽をやっていることだと思います。
3月からはリリースツアーも始まります。
ちとせ 直接新曲を皆さんにお届けできるのはとてもありがたいですし、ライブでは音源に閉じ込めきれなかった熱量も感じてもらえると思います。ライブハウスは初めてという人も、ぜひ気軽にカネヨリマサルの音楽を聴きにきてくれると嬉しいです。新曲をたくさん演奏するので、アルバムを聴いて予習してくださいね!
最後に、今後の目標を教えてください。
ちとせ メジャーデビューさせていただけたというこの環境に感謝して、自分たちの音楽を愛してくれる人をもっと増やしたいです。そのためにも目の前にある事柄を、小さいことでも一つひとつ丁寧に取り組んでいこうと思っています。
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ちとせみな
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— ch FILES東海版 (@chFILES_tokai) February 20, 2023
DISC INFO
メジャー1st full Album『わたしのノクターン』 通常盤(CD) ¥2,750 (tax in) now on sale |
LIVE INFO
1st full Albumリリースツアー2023 “いまを生きる”
3/31(金) 北海道Bessie Hall
4/8(土) 仙台enn2nd
4/15(土) 新潟CLUB RIVERST
4/16(日) 金沢GOLD CREEK
4/21(金) 高松DIME
4/23(日) MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
4/30(日) 恵比寿LIQUIDROOM
5/5(祝金) 名古屋CLUB QUATTRO
5/12(金) 京都MUSE
5/19(金) 福岡LIVEHOUSE CB
5/20(土) 広島Live Space Reed
6/25(日) 心斎橋BIGCAT