バカリズムさん・小出祐介さん(Base Ball Bear)・夢眠ねむさん(でんぱ組.inc)がMCを務める、日テレ系TV番組『アイキャラ』。
ゆるーい空気のトークでさまざまな新しいキャラクターを生み出すこの番組から生まれた、「ひらがな男子」が“映画化”される! ということで、chスタッフが番組の収録現場に潜入してきました!
まずは、「ひらがな男子」について教えてください!
バカリズム 『アイキャラ』から生まれたキャラクターたちです。『アイキャラ』は、こたつで気の合う3人がダラダラ話しながら、あれこれやりたいと挙げていくと裏で大人たちが動いてくれて実現されるという夢のような番組なのですが(笑)、番組プロデューサーから「次は男性キャラを作りたい」と言われて、今擬人化するキャラクターが人気があるというので、「それなら「ひらがな」がいいんじゃないですか?」ということで始まりました。文字って表情があって、どこか人っぽいじゃないですか。
夢眠 よくわかります! 好きなひらがなってありますよね。私は「む」が好きだったから、自分の名前を「ねむ」にしたくらい。
小出 僕は全然その感覚、わからなかったんですけれど(笑)
参加型上映ってどんなの!?
参加型上映ってどんな感じなんですか?
バカリズム もともと応援上映というのがあるんです。お客さんがただ見るだけじゃなくて声を出すという参加型の上映スタイルが。
『アナ雪』の“一緒に歌おう”、みたいな?
バカリズム そうそう。で、僕が脚本を書いたのですが、僕は応援上映を知らなくて、僕の思う応援上映を書いているので、ちょっと一般のものとは違うと思います。
夢眠 はい、違います(笑)。私は応援上映は好きで、結構行ったりするんですが、もともと観客がしゃべらないことを想定して作品を作っているんですが、バカリズムさんが書いた脚本は、お客さんがしゃべることありきなんです(笑)。こっち(お客さん)がしゃべらないと話が進まないくらい重要な役割をくれています。
バカリズム そう、応援を必要とした、応援上映(笑)
それって、お客さんが言うセリフは、思い通りにいくんですか!?
バカリズム いきます、いきます。セリフの答えは画面に出ているので! 「どう思う?」って聞かれたら、画面に「いいよ」と出ているので、「いいよ~!」と答えたり。
夢眠 歌うシーンとかもあるので、そこは普通にライブみたいに一緒に歌ったりサイリウムを振ってもらっていいんですよ。
楽しそう!
バカリズム ゲームをやっている感覚に近いかもしれないですね。あまり詳しいストーリーは言えないですが、みんなの声がないと世の中が終わっちゃったりするようなことにもなるので。
去年、「アイキャラ」のイベントをされた時には、「ひらがな男子」のステージもあったんですよね? その時のお客さんはどんな感じだったんですか?
夢眠 最高で、泣きました! ここで生み出したキャラクターが、もちろん二次元ではありますが、ステージの上に存在していて、会って応援できるということは本当に嬉しかったしおもしろかったですね。
脚本は、やっぱりバカリズムさん的なひねりがあるんですか?
小出 バカリズムさんは、ひねってるからね(笑)
バカリズムさんが関わっているものは、ホントおもしろいです! ハズレがない!
夢眠 1対3で褒められてますよ。席、替わりましょうか!?(笑)
(笑)見どころはあったりしますか!?
バカリズム 見どころは…。
夢眠 (爆笑)こんなタジタジのバカリズムさん、なかなか見れないよ(笑)
バカリズム いや、見どころ、どこだろうなぁ…(笑)。ホントに応援上映の形が、お客さんは劇場に行って、”こんなに私たち、働かなきゃいけないんだ”と思われると思います。それくらい声を出すポイントが多いし、キャラクターがバンバン話しかけてきますので。そして、最後に…。最後の3分で、大爆笑が起こります!
小出 驚愕のラスト3分(笑)
アニメとかそれほど好きじゃない子でも、楽しめそうですよね!
バカリズム それは楽しめると思います! 逆に、この応援上映に来たら、他の応援上映が物足りなく感じると思います。
夢眠 普通はそんなに話しかけてこないですからね。
バカリズム 僕の脚本の場合は、はっきりと、「会場のみんな!」って話しかけてますから(笑)。言わば“ヒーローショー”みたいな感じかな。僕自身があまりアニメに詳しくなくて作っているから、みんなも大丈夫だと思います。
バカリズムさんは、どんな高校生だったんですか?
バカリズム 僕は中学高校と野球部だったので、完全に野球少年でした。男子校だったんですが、いじわるなことに、隣に女子校があったんですよ。200メートルくらいの距離に校舎があって。
夢眠 めちゃくちゃスーパー楽しそうじゃないですか。
バカリズム でもうちの高校は嫌われていたから、隣の高校の校則に、うちの高校と接触してはいけないと書かれていたんです。だからずーっと窓から隣の女子校を見ていました(笑)
夢眠 えぇーー!? 怖いよー(笑)
小出 でも、女性という生き物がもうそこにしかいないわけですからね。
バカリズム そうそう。敷地はめっちゃ離れてるけど、向こうでは女子が着替えたりしているわけですから。ずっと1年の時には窓側の席を陣取って見てたんですよ。そしたら2年になる時、視力ちょっと上がってました!
小出 星を見ると視力が良くなるって聞きますもんね。
夢眠 見えない女子の着替えを見たことにより(笑)
小出さんはどんな高校生だったんですか?
小出 僕はクソ暗い高校生でしたね。バンドをやる子はみんな軽音楽部だったんです。でも僕の学校には軽音楽部がなかったので、有志でバンドを組むしかなかったんです。でも僕そもそも友だちがいないので、自分の行動範囲でメンバーを集めていった結果、みんな日陰の人たちばかりになって。
文化祭でライブとかされたんですか?
小出 学校の文化祭でライブをやる人たちって、学校のピラミッドで言えば上位の人たちじゃないですか。そんなイケてる人目当てのお客さんの前で、イケてない僕たちが入るんですが、イケてる人たちは目立ちたいだけだから、チャラい演奏ばかりしてるわけです。そこで僕らがガチの演奏をして、「うわぁ、ガチじゃん…」って引かれちゃったというのが初ライブでしたね(笑)
ねむさんの高校時代はどんな感じだったのですか?
夢眠 中高一貫の学校だったのですが、三重県から大阪まで6年間、2時間半かけて通っていました。私は美大に行くつもりだったので、高校が終わって、美大を受けるための予備校に通って、終電で帰る感じでした。周りもみんな結構おもしろい子が多かったですね。
すごい! いかにもJKって感じだったのかなとちょっと思っていました。
夢眠 いかにもJKって感じの生活ではなかったのかも(笑)
僕ら高校3年生なのですが、何か高校生のうちにやっておいた方が良いことってありますか?
夢眠 みんなはやっていると思うけど、制服デートはやりたかったなと思います。コスプレになる前にしておいて欲しい!
小出 でも高校3年生からこれを始めたらいいということはないですね。高校3年の時にはもう仕上がっているから。高校3年生までに見たものが、その後の土台になっていきます。大人になってから見たものや読んだものは、たいして身にならないです。
バカリズム そうそう。中学高校くらいに読んだマンガとか小説、ゲームがその後の人格をほぼ形成すると思います。あと勉強しなくてもね、頭良さそうに見せる方法っていくらでもあるんです。僕、頭良さそうに見えるでしょ?
見えます!
バカリズム 全然勉強できなかったから! 頭が良さそうに振る舞ってるだけ。頭良いと思わせた者勝ちです(笑)
バカリズムさんから高校生読者へメッセージ
配信期間:公開中~2018/05/19 00:00
【アイキャラ×ch FILES】
高校生がアイキャラMC陣に突撃取材!
5月11日公開「劇場版ひらがな男子-序-」の参加型上映についてまだまだ質問!【第三弾】
STORY 世の中から“文字”が消え果てた時代の日本。人々は文字を使えない不自由な生活を送っていた。そんな中、ひらがなの「あ」は、相棒のうり坊あんこと共に、仲間を探し求める旅に出る。最初の町で出会った「う」によると、ひらがな男子には必ず印となる文字のあざがあるという。あちこちの村や町を巡り歩き、仲間を増やしていくが、彼らの前に黒い影が立ちはだかり…。
- 監督:水島精二
- 脚本:バカリズム
- 声の出演:梶裕貴、杉田智和、鈴木達央、市川太一、他
5月11日(金)よりTOHOシネマズ系列で限定公開
次回の放送は4月26日!
4月からシーズン4突入!『アイキャラ4』
4月26日(木)25時34分~26時24分 ※毎月1回、45分間で放送!
※日テレアプリの見逃し配信でもご覧いただけます!