さや香の新山さん・石井さんに高校時代の漫才経験についてお聞きしました。当時から今につながっていることなど、日頃聞けないエピソードも。ハイスクールマンザイ出場に迷っている高校生は必読です!
高校デビューに成功した(石井)
おふたりは高校時代から漫才はされていましたか?
新山 僕は文化祭で友だちと2回ほど漫才したことがあるくらいで、ハイスクールマンザイがあることは知ってましたけど、まだ出るのは恥ずかしいみたいな感じの時期でしたね。
漫才は新山さんから誘われたんですか?
新山 高2の文化祭でやった時は、高3の先輩がみんなで漫才をやることになって、高2も1組入れようか? みたいになって野球部の先輩から「新山出たら?」って誘われたんです。僕も話をもらって、1回やってみたいなと思って。それで一応先生が審査員で順位をつけるんですけど、唯一の2年のコンビが優勝したんです。
すごい!
新山 ありがとうございます!
石井 先生が順位つけんねや。生徒の投票とかじゃなくて?
新山 たぶん客投票するのが面倒くさかったんでしょうね。何人かの先生が点数書いて、それを集計してみたいな。先生もある程度会場のウケ順でつけはると思うんで、まぁウケ順という感じやと思います。
石井さんの高校時代はいかがでしたか?
石井 僕も高校の時、漫才とかしてました。学内で漫才するやつらが何組もおって、そこで勝って、学年の全員と親が集まってる父兄会の講堂で披露したことがあるんです。お笑いはずっと好きやったんですが、僕は高校で漫才みたいなことをやり出して、明らかに高校デビューしましたね。中学までめっちゃ陰キャラやったんですけど、それでちょっと目立つようになって学級委員をやって、運動会の応援団長をやって…みたいな。 高校の時は、ほんまに誰が見てもキラキラしてたと思います (笑)。だいぶ意識してデビューして成功したんで。
新山 しかも中高一貫のエスカレーターやもんね。環境の変わらないエスカレーター式の中で高校デビューができたっていうのは、結構歴史に残るよね。これはもっと押していった方がええやん。他で聞いたことないですもん。
高校でスイッチが入ったんですね。
石井 そうですね。高校生になって、なんか自分おもろないかもしれへん、このままいったらヤバいなと思って。一回目立ってみようと思って漫才をやってみたんです。
当時憧れていた芸人さんはいらっしゃいましたか?
石井 当時からM-1は盛り上がっていて、僕はブラマヨさん、チュートリアルさんの漫才がめっちゃおもろいと思って似たようなネタ作ったりしてました。みんなの前でめっちゃスベりましたけど。やっぱりその辺は影響を受けてますね。
高校裏の公園&河川敷で
その頃って人前に立つことに緊張されましたか?
石井 緊張はしていたんでしょうけど、めっちゃ緊張したかっていうとそうではなかった気もします。一緒にやってた子が仲良い友だちで、河川敷でめちゃくちゃ練習してたんです。毎日遊んでたので、自然と行って練習してて。当時ガラケーで、音楽のダウンロードサービスが出始めた頃やったんで、M-1の出囃子とか探して、それをかけて練習するっていうのをやってましたね。
新山 僕も高校の裏の公園で、見よう見まねで、二人で立って、本持ってやってました。でも人前に立ったこともないからなんとなく漫才風に立って棒読みで喋り合ってるだけで、お客さんが前におることは全然想像できてなかったですね。
新山さんも当時は緊張されましたか?
新山 それはしますよ! 本番ですごい時間延びたのは覚えてます。3分ほどでと言われてたんですけど、たぶん倍の7分ぐらいやってたんちゃうかな。緊張してるし、尺感もわからへんというか。
今振り返って、高校時代から今につながってることはありますか?
新山 僕、その頃からネタ作ってたんですけど、作ってる感じは正直あまり変わってないんです。今このコンビでボケとツッコミを入れ替えてからは全然違ってるんですけど、最初のM-1出た後に高校の同窓会があって、会場で文化祭の時の漫才の映像を誰かが流してたんです。久し振りに見たんですけど、方向性とかやってることはそんなに変わってないなと思いました。
石井 僕は大学を出て進路を考えようとなった時に結局やっぱり芸人やりたいなと思ってこの道を選んだので、高校生の頃に漫才してウケた経験は自分にとって大きい刺激やったんやろなと思います。人前に出て漫才することって、お医者さんからしたら胃に穴が開いて当然やみたいなことをよく聞くので、それぐらい負荷がかかったと同時に楽しかったんでしょうね。
チャレンジするきっかけになる(新山)
最後にハイスクールマンザイにエントリーするか迷っている高校生にメッセージをお願いします!
石井 「愛されたいなら漫才せぇ!」っていう感じですか。
新山 キャッチコピーそのままやんけ!
石井 自然と出てきた。
新山 すごいな、「高校生に何を伝えたいですか?」って聞かれて「愛されたいなら漫才せぇ!」って自然に出てきたんや。でも愛されてるな、周りから。
石井 そうですね。高校の時の経験から考えても、漫才したら愛されましたね。
新山 文化祭に出る以上にハイスクールマンザイに出るって勇気がいると思うんです。外の人の前でやるわけやし。明るいやつとかクラスの中心のやつはまだ出やすいと思うんですけど、クラスの端っこであまり目立つ方ではない子は、出たくても出にくいんと思うんです。でもここで勇気を出せたらね、ハイスクールマンザイの結果はダメでも、その先また何かちょっとやってみようかなっていろんなことにチャレンジするきっかけになるんじゃないかなと思います。これだけじゃなくてね。
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新山(にいやま)
1991年10月17日生まれ 大阪府東大阪市出身
NSC大阪校34期生
石井 (いしい)
1988年5月28日生まれ 大阪府大阪市出身
NSC大阪校34期生
2014年コンビ結成