目指していた医大を諦めてしまった浪人生・孝司と高校生の時音は、突然、自分たち以外の周りのものが制止する“ロスタイム”を経験する。毎日1時間だけ起こるロスタイムに、ふたりは最初で最後の恋をした…。本作主演の板垣瑞生さんにお話をお伺いして来ました!
得意料理はローストビーフ!
映画とてもキュンキュンしました。孝司と時音がすごく可愛くて…。板垣さん的には高校生には誰と観に行って欲しいですか?
板垣 もちろん恋人と行って欲しいですが、お父さんお母さんと一緒に行ってもいい映画だと思います。ケンカしていても仲直りできるかもしれない。ちょっと恥ずかしいかもしれないですけど(笑)。恋人と行くなら、観た後に「あれ? みんな止まってる!?」とか言いながら「ロスタイム」ゲームとかやって欲しいですね!
ロスタイムゲーム! 楽しそう! みんなが止まっている中で演技するのって、緊張しましたか?
板垣 楽しかったですよ。だって僕ひとりのために何十人という人が止まってくれているわけじゃないですか!
あれって本当に人が止まっているんですか?
板垣 本当に止まってます。さっきまで「よろしくお願いしまーす」とかって挨拶していた人たちが急に止まるから、僕も思わず笑っちゃいそうになっちゃって。それならもう、「お願いします」も言わないでよって(笑)
目を開けたまま止まるのって大変そうですね!
板垣 みんなカットがかかった途端に涙がすごい出てたり。あと、風が吹いてもいけないから、髪がふわっとなっただけでもストップがかかって。キャストの周りを大人たちがボードを持って風を防いでいました。カメラの向きが変わるごとにみんな移動して。…僕は逆に自転車全力でこいだり、芝生を転げたり、動き回る方が大変でしたけどね!
実は映画の中でロスタイム中にひとり、瞬きしている人を見つけちゃいました(笑)
板垣 嘘!? 気付かなかった! ちょっと! そういうの気付かないでくださいよ!(笑)
ふたりがロスタイム中にいろんな胸キュンデートをしていましたが、板垣さんがしてみたいシチュエーションはありますか?
板垣 公園でふたりでお弁当を食べるのがいいですね! しかも男の子がお弁当を作って持って行くっていう。女の子が作るパターンって見るけど、男側が作るパターンってあまり見たことないから、僕もお弁当作ってあげたいなと思いました。
お弁当開けたら「ゴメン」って書いてあったのも、めちゃくちゃかわいかったです。
板垣 男女逆転している感じが今の時代っぽいカップルですよね!草食系男子って聞いたことあるし。
はい、最近の女子は料理しないです(笑)。ファン情報によると、板垣さんはお料理は苦手と聞いたんですが…。
板垣 み!るきーず(※板垣さんが所属するM!LKのファンの総称)から?(笑)
そうです!
板垣 あまりやらないだけで料理できますよ。前に番組で料理をした時があって、何かおもしろいことをしなきゃってことで、一番年下の僕がボケたことがあるから、それでそう思われているのかな(笑)
そうなんですか!?
板垣 映画の中でもちゃんと包丁持って左手は猫の手にしてたでしょ(笑)!? 撮影前にネギ切る練習もかなりしたから、ネギを切るのも好きになりましたよ。監督から「リズム良く!」って言われながらスピード感を意識して切っていました。
そうなんですね。板垣さんの得意料理は何ですか?
板垣 最近だとローストビーフとか作ったりします。お肉を焼くのとか好きなんです。時間をかけてじっくり焼くと美味しいんですよね。
ローストビーフはすごいです(笑)。他に作ってみたい料理ってありますか?
板垣 お味噌汁をちゃんと自分で作れるようになりたいなと思っています。最近フグ出汁を買ったんですよ。フグ出汁でお味噌汁って作れるのかな。
お味噌汁の具は何がお好きなんですか?
板垣 玉ネギが好きです。
玉ネギと何入れるんですか?
板垣 長ネギですね!
ネギばっかり!
板垣 ネギ大好きなんですよ(笑)
すべて書き出すところから
作品ごとにさまざまな役をされていますが、役作りはどうやってされているんですか?
板垣 まず、いただいた役がどんな人物なのか、生まれてからの出来事を全部書き出しています。例えば0歳、どこで生まれて、親は誰と誰とか。今回の『初恋ロスタイム』であれば、お母さんが病気で亡くなっているので、その瞬間の自分の気持ちを猛烈に想像して、全部箇条書きで書くんです。
そういった細かいことまでは台本には書かれていないんですよね?
板垣 そうですね。ただ、お母さんが死んじゃったという事実はあるので。僕の口からそれを語るということは、それを本当に事実にしないといけないので、ただ言葉上で言うだけなのとその光景を思い浮かべながら言うのでは全然変わってくるから、過去のバックボーンは毎回考えて書くようにしています。
それはノートに書くんですか?
板垣 台本の後ろの2~3ページにメモって書いてある余白ページがあるんです。だいたいそこに書いていますね。
やっぱり「書く」ことって大切ですか?
板垣 書かないと人間は頭に記憶しないから。書いた方が意識するので覚えられると思います。
映画は「記憶」がキーになっていましたが、板垣さんの一番古い記憶って何の記憶ですか?
板垣 ひいおじいちゃんが死んだ時、かな。たぶん1、2歳くらいだったと思うんですが、告別式で最後におじいちゃんの顔を見た瞬間のことをなぜかすごく覚えているんです。人が箱の中に入っている感じ。別に怖かったわけでもないんですけど、この光景はいつでも思い出せます。
一度は諦めていた英語に挑戦中
最後に。孝司のように、諦めていたけどもう一度挑戦しようとしたことはありますか?
板垣 僕は英語ですね。学生時代は完全に諦めてやらなかったんですが、高校を卒業する前あたりからいずれ必ずハリウッドに行きたいなと考え始めて、今は英会話の勉強を本気でやっています。
すごい! ハリウッド映画で板垣さんが観られる日が来るかもしれないんですね! しゃべれるようになりましたか?
板垣 話している内容とかニュアンスではわかるようになってきました。いつか『ワイルド・スピード』とか出てるかもしれないですよ!?(笑)
私も英語はすごく苦手で…。
板垣 いつかやるべき時が来るというかやらなきゃいけないと自分が思う時が来たら、自然とやるようになると思うのでそれまでは違う勉強をしていたらいいと思います。苦手な英語の点が低かったとしても、得意な教科で100点取ればいいんだし!
ヘアメイク:奥山信次(barrel)、スタイリスト:石橋修一
撮影:Yoshinori Saito
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読者プレゼント
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映画『#初恋ロスタイム』#板垣瑞生 さんのインタビューでは、板垣さんのとても料理男子な一面が発覚!サイン入りチェキ(1名様)はフォロー&RTで応募して。10/19(土)締切。インスタ情報https://t.co/uTtYiU2ZNnもお見逃しなく!
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— ch FILES関東版 (@chFILES) September 20, 2019
※上記は関東版ですが、北海道版、東海版、関西版、中国版、九州版でも同時募集中です。
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- 原作:仁科裕貴「初恋ロスタイム」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
- 監督:河合勇人
- 出演:板垣瑞生、吉柳咲良/石橋杏奈、甲本雅裕/竹内涼真
- 配給:KADOKAWA
©2019「初恋ロスタイム」製作委員会
9.20(金)全国公開