Amazon Originalの恋愛リアリティー番組「ラブ トランジット」主題歌として配信シングル『happy ending』を書き下ろしされたeillさん。今年デビュー5周年を迎えたeillさんにデビューまで、そして今とここからの5年間についてお話を伺いました。
どんどん夢がつながっていく
5周年おめでとうございます! この5年間は悔いなく過ごせましたか?
eill こうすれば良かった、もっと頑張れたのかなと思うことはあるんですけど、今の自分が一番正解だと思っています。
この先5年後、また更に世界が広がっていることと思われます。ここからの5年間にキャッチコピーをつけるなら何でしょうか?
eill すごい核心を突いてくる… (笑)。5年先かぁ…。私は、音楽そのものに夢をもらった感覚がすごくあるんです。今、私は歌を歌っていて、私の音楽に出会って「夢に向かって頑張れます」という声をいただくことがあって、どんどん夢がつながっていく感覚があるというか。自分が夢見ていた世界で、今度は誰かに夢を与えるようになっていて…、【ドリーマー】かな(笑)
カッコいいです! eillさんの最終的な目標ということですか?
eill 私ははじめ作家やプロデューサーになりたくて、日本のレコード会社のオーディションを受けたんです。でも、オーディションの時に「15、16歳でプロデューサーになれるわけない」と言われて。「じゃあ何をすればいいんですか?」と聞いたら、「まず自分で曲を書いて歌いなさい」と。それで、その日のうちにライブハウスに行って「今日、ライブに出させてください!」と言って…。
すごい! 直談判ですか?
eill はい! その日たまたま出演がキャンセルになった人がいて、出られることになったんです。急いで衣装買って、ピアノ弾いてみたいな。
すごい行動力です!
eill 確かに行動力はやばいかもしれないです(笑)
ちなみにそのライブでは何を歌われたのですか?
eill その時はオリジナル曲が結構あったので、オリジナル曲を歌いました。
それは何年生の時ですか?
eill 高校1年か2年の時です。
そのオリジナル曲は発表されていますか?
eill 『スキ』という曲なんですけど。
私も聴かせていただいてこの曲にキュンと来ました。
eill 恋をしてるんですね! 私の方が (高校生に) 聞きたいことが多すぎる!
eillさんの楽曲はカッコ良くてどれも大好きです。6月にリリースされた『happy ending』は、切なさや人間のリアルな心情が鮮明に表現されていて、すごく心に響きました。「ラブ トランジット」の主題歌ですが、歌詞は女性目線ですか?
eill 女性目線で書きました。「ラブ トランジット」は恋愛リアリティー番組だから台本がなくて、出演者の恋模様がどんな風になるかわからない状態で、頭の中で物語を作っていって歌詞を書いていきました。
言葉のインスピレーションはどこから来るのですか?
eill 女性が主人公の映画やドラマ、ドキュメンタリーを観るのがすごく好きで、勇敢な女の子が残した言葉からインスピレーションを受けて解釈して歌詞に入れることはよくあります。
いいなと思ったフレーズはメモされるのですか?
eill 本当にいいと思った言葉は忘れられなくて覚えています。
▶大好きな音楽とともに過ごした中学・高校時代