共に戦う仲間のような気持ちで楽しめる！『キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド』高校生試写レポート

2008年のシリーズ開始以来、世界中を席巻し興行記録を次々と塗り替えてきたマーベル・スタジオ。中でも個性豊かなヒーローが集結する最強チーム“アベンジャーズ”の物語は多くの観客を魅了しています。そんな“アベンジャーズ”を率いるキャプテン・アメリカの新たな物語が幕開け！

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の新章を告げる超大作『キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド』の試写に参加したchスタッフによるレポートをお届けします！

STORY

新たなキャプテン・アメリカVS暴走する赤いハルク
“正義の象徴”を受け継いだ〈新たなキャプテン・アメリカ〉の物語。アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展してしまう。この混乱を食い止めようとする新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンに、〈赤いハルク〉と化した大統領ロスが襲いかかる…！だが、すべては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった―。究極の空中戦で繰り広げるサスペンス・アクション超大作！

MCU初見さんは
ここから観始めるべし！

初代キャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースの親友であり、ファルコンとしてアベンジャーズの一員となり活動していたサム・ウィルソン。アベンジャーズが全宇宙の生命の半数を消滅させてしまったサノスとの最終決戦で大きな犠牲を払いながら勝利した後、スティーブからキャプテン・アメリカの名と盾を託されます。キャプテン・アメリカという立場の重圧と戦い、葛藤する日々の中、アメリカ大統領からアベンジャーズの再結成を依頼されることに。つまり本作はキャプテン・アメリカにとってもアベンジャーズにとっても新たな物語の始まりという位置づけの作品です。

しかも、過去作を観ているとより理解が深まるシーンはあるものの、シリーズ初見のchスタッフでもあっという間にその世界に入り込めたので、いままでMCUに興味はあったけれど、どこから観始めたらいいかわからないと足踏みしていた人は絶対にこのタイミングで観始めるのがオススメです！

りん

過去作を観ていないのでお話を理解できるか不安でしたが、いざ観てみるとあっという間にその世界に飲み込まれていきました。これをきっかけに過去作も観てみようと思います！

敵はレッドハルクと化したアメリカ大統領！
物語の鍵を握るのは“日本”…？

アメリカ大統領となったサディアス・ロスが参加した国際会議で大規模なテロ事件が発生。世界で最も価値のある元素であるアダマンチウムを巡り、各国の思惑と様々な情報が交錯し、世界の緊張が高まっていく。サムは世界中で巻き起こる混乱をおさめようと活動するが、ロス大統領が“赤いハルク”に変身するというまさかの自体が発生！かつてはアベンジャーズを批判し、対立していたとはいえ、サムにアベンジャーズの再結成を依頼したロス大統領がなぜサムの前に立ちはだかることになったのか？真相はどこにあるのか？黒幕はいったい誰なのか？

本作はただの勧善懲悪のアクションではなく、映画資源をめぐって世界が混乱するという、どこか現実世界を連想させるようなリアリティのあるお話。だからこそ物語の中に入り込みやすいし、現実世界についてもいろいろと考えさせられました。そして、混乱する世界の中で鍵を握る国として日本が登場！どんなふうに描かれているかは、ぜひ劇場でチェックしてください。

ゆうな

政府的な話や、キャラクターたちの人間味感じられる心温まるエピソードもあって、深さを感じられる物語でした！

サム・ウィルソンならではの
新しいヒーロー像に注目！

先代のキャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースは超人血清を投与し、強靭な肉体を手に入れたスーパーソルジャー。一方、サムは退役軍人とはいえ、超人的なパワーを持っているわけではありません。そんなサムが主人公だからこそ、“悪者と戦って倒す”という固定概念を打ち破るような新たなヒーロー像が描かれています。とくにレッドハルクとの戦いでは、誰かを守るために戦うという“キャプテン・アメリカらしさ”と、スティーブ・ロジャースとはまた違う“サムらしさ”の両方を感じることができました。

また、もともと大きな翼のあるフライトスーツを着用してファルコンとして活躍してきたサムは、その翼とキャプテン・アメリカの盾を駆使し、これまで観たことがない彼ならではの戦い方を魅せてくれます。スピーディで大迫力のアクションに圧倒され、あっという間に2時間が過ぎ、この新たなキャプテン・アメリカが活躍する姿がもっと観たくなること間違いなし！