「教科書にしてもいいくらい大切なことが詰まっている」藤崎マーケット×高校生スタッフ『バズ・ライトイヤー』座談会

失ったものがあるからこそ
得られたもの

トキ バズは大失敗からスタートしてるわけじゃないですか。この映画は、“失敗したことを踏まえて生きていく” っていうすごい深いことを描いていると思うんです。学生たちに一番教えたいことは、“失敗してもいいよ” と。“失敗しても得たものがある” (高校生たちに向かって) ちょっとメモってもいいよ!

田崎 メモるには何かいりますよね?

トキ メモるには何かいる…。

トキ・なつみ 「モーのペン」!(一同笑)

トキ 学生時代は特に周りの友だちとか関わる人も多いから、恥ずかしい思いとか、嫌な思いとか、ツライ思いとか多いと思うけど、それを経験しているか、していないかの差が今後の人生に繋がってくることをこの映画で知った気がします。

田崎 トキは男子ばかりの工業高校に行って、女の子と喋る機会が全然なかったらしくて。

トキ 全然ないです! 中学の時も女の子と1回も喋ったことないですし。共学が良かった。

田崎 みんなはやり直したいことある?

まい ありますね。中学3年生の時に勉強を怠り過ぎて、学力的にちょっと厳しい高校に入ってしまったかなというのが後悔です。

トキ もうちょっと勉強しておいたら良かったと。

まい そうです。

田崎 でも多分これはみんなちゃう? なつみちゃんは?

なつみ コロナの影響で文化祭とか行事が短くなったり、先輩も修学旅行の期間が短くなったり、大きい行事がなくなったりもしたんですけど、行事が終わって今思うのは、例年通りの行事を例年通りにすることよりもコロナ禍で制限がある中だからこそ楽しかったなと思うので、そこはコロナ前に戻らなくても良かったと思ってます。

田崎 今できる方法でみんなで楽しもうと。

トキ 素晴らしいことを学びました。

田崎 かなちゃんはどうですか?

かな 私もコロナで自分の思い描いていた道とだいぶ逸れてしまって、最初はコロナを憎むというかやり直せるならやり直したいと思っていたんですけど、コロナ禍でいろいろ考える機会があってchスタッフに登録したので、今日の座談会に参加できたのもコロナがあったからこそですし、逸れた道を進んで良かったです。

田崎 コロナ禍で失ったコミュニティがあったけど、chとか新しい道を自分で見つけて仲間と会えたんやね。みんなすごいね。高校生立派ですね。トキはどんな高校生やった?

トキ 野球部に入ってて野球ボールの握りをずっと考えてた。みんなエラいね。コロナ禍で学生時代を過ごしてたって言うと、「かわいそうやな」って言われることもあるやろうけど、俺、逆な気がするねん。これって絶対ない経験で、将来コロナ禍で学生時代を過ごしていた話って一生言えるからね。コロナ禍で修学旅行、マスクで登校とか、みんなが食いつく話を持ってるっていうのはめっちゃデカいからピンチはチャンスよ。

田崎 同級生の顔もマスクより上しか知らない子もいるでしょ?

まい マスクを取った顔を知らない子いますね。学級写真で初めて顔を知るみたいな。

トキ それこそ同窓会とかで顔わからんくて、マスク付けたら顔がわかるみたいなんもあり得るよね。

田崎 マスク世代!

トキ 君たちはここを引き当ててるわけですから、ピンチはチャンス! 80年後ぐらいにウイルスが蔓延していた頃の学生時代の話聞かせてってなるから!

田崎 マイナスばっかりじゃなくてね。

トキ 大プラスです! 

『バズ・ライトイヤー』
MOVIE REPORT!
仲間の大切さなど自分が生きる上で大事なことをこの映画からたくさん学びました。アンディがおもちゃを大切にする気持ちはこの映画のバズが仲間を大切にすることとも繋がっているのかなと感じました。

まい

かな

バズが周りの人や友だちロボット・ソックスに対して心を開いていき、仲間を意識することで、より強くなっているのが印象的でした。バズのことをもっと好きになる映画だと思います!
最初は他人に頼らず自分を過信して失敗を重ねていたバズが、大切な人との別れ、新しい仲間との出会いを通して、成長していく姿に感動しました。バズのことが大好きなアンディの気持ちになれる映画でした!

なつみ

読者プレゼント

『バズ・ライトイヤー』
  • 監督:アンガス・マクレーン
  • 製作:ギャリン・サスマン 
  • 日本版声優:鈴木亮平 (バズ・ライトイヤー)、今田美桜(イジー)、山内健司(かまいたち)(ソックス)、りょう(アリーシャ)、ほか
  • 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
  • ©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved

7月1日(金)全国公開