「高校生の制服話、聞かせて!」
高校生の頃、制服をどのように着こなしていましたか?
佐藤 米ちゃんはとりあえずなんでも腰パンにすればいいと思っていたでしょ。
米谷 ちょっと太めのベルトでかなり下げて穿いていたね(笑)。あと、右腕にパワーバランスというシリコンのブレスレットを付けていました。磁気で体が整うものらしいけど、ファッションアイテムとしてつけている先輩がカッコいいという風潮がありました。
松岡 あったね! 懐かしい!
米谷 あとは、ワイシャツの袖から黒色のインナーをわざと出すのが流行ってました。
佐藤 今の米ちゃんと変わらないよね?
松岡 パンツが半分くらい見えている時もあるよ(笑)
佐藤 僕は北海道出身なので、ちょっとでも肌が出ると死ぬぞという教育のもと、ヒートテックのタイツの上に靴下を重ねていました。
松岡 僕は普通ですよ? ズボンにチェーンをつけて後ろのポケットに財布を入れていました。
一同 (笑)
松岡 何、笑っとんねん! あとは、ワイシャツをズボンから出したり、ネクタイをめっちゃ下げたり、上靴のかかとを踏んだりしていました。
佐藤 僕が入所したばかりの頃、「松岡さん、今日は学校帰りで来ます」とマネージャーさんに言われて、駅で待っていたんですよ。そしたら、バックを肩に担いで持ち手に指をかけた松岡さんが現れたんです(笑)。ドラマ以外で初めて見ましたよ。
米谷 見てられないね。
松岡 機嫌悪い人がカッコいいみたいな風潮があって、授業中勝手に出て行ったりしていましたけど、本気で怒ってないからどうやって教室に帰ろうか悩んでいました(笑)
ヘアセットなどしていましたか?
佐藤 昔、ヘアジャムが流行ったよね! イケメンの俳優さんたちが気だるそうに「ヘアジャム」って言うCMがあったんだよ。当時は何がいいとか分からなかったけど、夏祭りとか学園祭とかカッコつける時に使うんだよね。
米谷 何も悪いことをしていないのに、薬局で整髪剤を買うだけでドキドキしたことをよく覚えているなぁ。初めて買ったのは、GATSBYの茶色のワックスでした。
佐藤 固さは星いくつだった?
米谷 結構強めのものを買ったと思う。
佐藤 固まらないと怖いから、最初は強めのものを買いがちだよね。
松岡 僕は基本的に席が教卓の目の前だったんですけど、
佐藤 それはマークされているんだよ(笑)
松岡 当時、学校で禁止されていたパーマをかけていて、バレるかバレないかギリギリの自然なものだったんだけど、授業中に一番怖い先生が「お前、パーマかけてるだろ」と言われました。その時「パーマ?はて?」というリアクションをしたんです。
佐藤 パーマが分からないのは嘘すぎるのよ(笑)
松岡 絶対バレていたと思います。あと、寝癖直しスプレーもあったよね。
米谷 高校時代、ソフトテニス部だったんですけど、負けたら坊主にしないといけない試合があったんですけど、負けてしまって坊主にしたんです。
松岡 今なら大問題だ(笑)
米谷 ただ坊主にするだけでは物足りないのでちょっと遊びたいなと思って、絶対ダメだと分かっているけど、右側にラインを入れてもらったんです。その時は気分が高まってるからめっちゃカッコいいと思っていたけど、いざ学校に行く時にだんだん不安になりました。だから先輩とすれ違う時は、ラインが入っていない左側だけ見えるように歩いて、ただの丸坊主ですってアピールしていましたね。
最後に、ラストライブへの意気込みや読者へのメッセージをお願いします。
佐藤 今、高校生の子たちは、自分の意思とは関係なく入学や卒業が年数で決まっていますが、大人になると自分で始めて終わらせるという局面に絶対に立つことになると思います。どういう選択をしてもいいし、いつ終わらせてもいいんだけど、自分で始めたことや終わらせたことにちゃんと意思を持って生きていった方が、行動に責任を持てると思いますね。僕たちは、グループを自分たちで始めたわけではないけど、終わらせることは自分たちで決めました。終わらせるということは、長ければ長いほど怖くなる。すごく考えたけど、終わらせる経験が良かったと思える日がいつか来ると信じています。だから、周りに任せたり、親の言う通りにするのではなく、自分で終わらせることがあるとすごくカッコいいのかもしれない。いつかやってみてくださいね。
松岡 僕はこの事務所に中学生で入って、ずっとここにいたから、高校生のみんなの方がアルバイトとかで社会をたくさん見ているのかもしれない。でも僕は10年間この活動を続けて、いろんな経験をさせてもらって、たくさん学んできました。大変なこともあったけど楽しいからここまでやってこれました。みんなも“続けたい”と思えるものに出会えますように。
米谷 高校生の時に夢中になったものは、10年経っても好きなことが多いと思うんですよね。そういうものが見つかったら、周りの目とか気にせずに頑張って続けてみて欲しいです。そうすれば、これから大変なことがあっても乗り越えていけるだろうし、選択肢が広がると思います。逆に何もやりたいことが見つからない人は、何かひとつ、部活でも勉強でもバイトでも1日でも長く続けてみたら、大人になった時に絶対に武器になります。僕もなんとなく歌ったり踊ったり人前に立つことが好きだなと思って、高校生からこの世界に入って 10年が経ちました。まさか10年も続けられるとは思わなかったけど、好きな気持ちは変わらず、ベストアルバムという作品も残すことができて、最後はZepp Nagoyaという大きなステージに立つことができます。皆さんの背中を押せるようなライブにしていきたいと思っているので、ぜひ遊びに来てください!
MUSIC INFO
new album 『Big Monster Kite』 ベスト盤(通常盤) ¥3,300(tax in) ※now on sale |
LIVE INFO
<BMK THE FINAL~モンスターフライト~>
2025年1月31日(金) 愛知・ZeppNagoya