BMK 松岡拳紀介・佐藤匠|「おすすめをスライドして出てきた座右の銘は?」

BMKが高校時代に聴いていた夏ソングと
高校生に聴いて欲しいBMKソングは?

『恋華火』はやはり夏に聴きたい曲ですが、お2人が高校時代の夏に聴いていた曲は?

佐藤

チャットモンチーさんの『風吹けば恋』

佐藤 僕が学生だった時のシーブリーズのCMソングで、堀北真希さんが「先輩!」って言いながら“え! こんなところも超えていくの!?”っていうくらい走っていて、大好きでしたね。

松岡

DAOKOさん×米津玄師さんの『打上花火』

松岡 映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』も1人で観に行きました。僕は高校時代にはもうこの活動をしていたので、花火大会も行ったことがなくて、この曲を聴きながら妄想していました。

佐藤 彼、よく黄昏れるのよ。

松岡 やめろって(笑)

佐藤 ベランダでチルな音楽を聴いて、夜風を浴びながら街を見下ろしていて、それこそ『打上花火』はうってつけだよね。

『あっちっち!』はタイトル通りのアチアチソングです。

松岡 『あっちっち!』が一番ファンの方も声が出しやすいと思います。特にサビは僕たちが「あっちっち!」と言ったら、お客さんも「あっちっち!」と返してくれるので、一体感がありますね。セリフパートもファンの皆さんが盛り上げてくれて楽しいです。

間奏の歌詞に載ってないセリフパートはレコーディング前から決まっていたのですか?

松岡 あれはレコーディング当日に「なんか喋って」と言われました。

佐藤 1人ずつレコーディングするので、後半にいくにつれて楽曲の方向性が見えてきます。僕はトップバッターになることが多いので何も決まっていなくて、歌の先生から「喋って」でもなく「どうぞ」しか言われなくて、デスボイスしかいれていません(笑)

松岡 先生も途中で変わってくるよね。

佐藤 だから楽曲の方向性は僕と先生で相談して決まることが多いです。『あっちっち!』も「あっちっち♪」ともっと爽やかな楽曲でしたが、僕のデスボイスで変わっていきましたね(笑)

『feel』は今までとは違った新しいBMKを感じます。

松岡 2番ラップは僕が担当しているんですけど、今までのBMKのラップは熱量をもったものが多かったので、韻を意識しながら落ち着いて歌うのが難しかったですね。何回も録り直して苦労しました。

佐藤 今までの自分にはない新しい歌い方をしなきゃいけないなって思っていたので、ボイトレの先生に相談しました。メンバー共通のボイトレの先生ではなく、一人ひとり習っている人が異なります。これまでは僕の声を活かす歌い方が多かったですが、楽曲に沿うことを目標にしたので、レコーディングは歌い切った感があまり無くて。でも作品として綺麗にまとまっていて良かったです。

『feel』は映画のセリフとして有名な「Don’t Think! Feel!」だったり、『NANAKORO!』は「七転び八起き」がテーマになっていますが、お2人の座右の銘を教えてください。

松岡 座右の銘…忘れちゃったな。

佐藤 忘れないのが座右の銘だよ。

一同 (笑)

松岡 思い出した!「人は1日900回選択をする」です。朝起きて何をするかとか小さいことでも悔いのない選択をしたいと思っています。

その言葉はどこで知ったんですか?

松岡 TikTokです。

一同 (笑)

松岡 おすすめをスライドしてたら出てきました。

佐藤 良いことだよね! みんなもTikTokから座右の銘を見つけていいんだよ。

佐藤さんはいかがですか?

佐藤 僕はやなせたかしさんの「人は、人が喜んで笑う声を聞くのが一番嬉しい」です。人は誰かを笑わせたくて生きていて、自分の周りの人を悲しませるために生きていないと思います。笑わせるその先に自分がやりたいことがあるのかなって考えています。

収録曲の中で高校生におすすめしたい曲は?

佐藤

『NANAKORO!』

佐藤 ニュースでしか見聞きしてないけど、今の高校生はコロナ禍から始まった高校生活だからなかなか日常を取り戻しづらいのかな? マスクでお互いの顔を見たことないとか、僕たちでは想像できないような高校生活を経て、規制緩和で喜ぶ人もいれば、元に戻さなくてもよくない? と感じる人もいて、それぞれ自分の「好き」でいいんじゃないかなと思います。『NANAKORO!』は片思いの一生懸命さを歌っているけど、自分の「好き」に対してなんで好きなんだろう? 全力になれるんだろう? って「好き」のテンションを上げて考えるきっかけになれば嬉しいです。

松岡

『恋華火』

松岡 登場人物の男の子がダメ男なので、それを反面教師にして良い恋愛をしてもらえたらと心から願っています。

佐藤 余計なお世話おじさんじゃない? 大丈夫(笑)?

今作のリリースイベントで思い出に残っていることはありますか?

佐藤 これまではリリースイベントを重ねるほど「楽曲が馴染んでよかった」という気持ちで発売日を迎えることが多かったのですが、今作は「馴染ませないようにしよう」というのが自分の中のテーマでした。常に新曲としてドキドキしていようと歌の先生にも言われたことがあって、毎回新しい発見をしようと思っていました。天候が雨だったら雨の中で歌うこの曲はどんな気持ちなんだろう? とか、終日イベントがある時は朝と夜で曲のイメージが違うんじゃないかな? とか、考えたりしていました。

松岡 僕たちは名古屋を拠点に活動していますが、今回は関東も関西も行けて、特に阪急西宮ガーデンズは5年ぶりだったので、いろんな地域でライブができることが嬉しかったですね。近くに住んでいる方に楽しんでもらうのはもちろん、ファンの皆さんの地元に足を運ぶことができました。コロナ禍のメジャーデビューだったので、リリイベができないことを当たり前だと思っていたけれど、日常が戻ってきたことに感謝です。

イベント以外ではどこか行かれましたか?

松岡 9月中旬に、事務所の先輩・BOYS AND MENの辻本さんと車で2時間半かけて岐阜の山奥へキャンプに行きました。テントサウナを一緒に組み立てて入ったり、お肉を焼いて食べたり、初めてキャンプに行ったので楽しい思い出になりました。

佐藤 愛知県の尾張一宮に行きました。

松岡 あれは行った、じゃなくて事故(笑)

佐藤 大変だったのよ。リリースイベントから新幹線で名古屋に帰ってきてとにかく眠くて、終電だったのに気づいたら尾張一宮にいて。距離が分からなくて、電話して迎えに来てもらいました。

松岡 イベント真っ只中だったよね。

佐藤 そうなの。真っ暗の尾張一宮を彷徨っていたら、最終的に駅から遠いところでポツンと一人になってしまって。

松岡 いい旅だったね(笑)

佐藤 失敗してもめげない気持ちとポータブル充電器は大事です。

遠征先や旅行先で必ず持っていくものはありますか?

佐藤 ドライヤーです。お金を貯めたら良いドライヤーを買いなさい。どんなに良い美容器具でも毎日使うとは限らないけど、ドライヤーだけは絶対忘れないからこだわった方がいいよ。

松岡 僕は小説ですかね。移動中に読むので持ち歩いています。

佐藤 今は漫画なんです(小声)。

何を読んでいるんですか?

松岡 『ブルーロック』です。アニメも放送中なのでぜひ観てください。

佐藤 あなたは出演していないけどね(笑)



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