一歩を踏み出す勇気をくれる!5月10日(金)公開の映画『チア男子!!』高校生レビュー

直木賞作家・朝井リョウが実在する男子チアリーディングチーム“SHOCKERS”をモデルに書き上げた「チア男子!!」が待望の実写映画化!
W主演となる横浜流星、中尾暢樹に加え、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智という個性豊かな7人が、男子チアリーディング部“BREAKERS”を体当たりで熱演。3か月間徹底的にトレーニングし、本格パフォーマンスを演じ切ります。新鋭・風間太樹監督が描く、日本中を笑顔にする映画が5/10(金)にいよいよ公開!

新元号”令和”が施行された2019年5月、大注目の映画『チア男子!!』をchスタッフが試写レビュー!

ストーリー

葛藤、固定概念、冷たい視線、誰にも言えない事……。
この7人なら、超えられる—。
118分ノンストップの青春ドラマ!

道場の長男に生まれ、幼い頃から柔道を続けてきた晴希。しかし、連戦連勝の姉・晴子と比べて自分に才能がないことに悩んでいた。怪我をきっかけに柔道から距離を置いていた晴希に、幼なじみで親友の一馬は「一緒に新しいことを始める」と宣言する。なんと、それは前代未聞の“男子チアリーディング部”の創設だった―!

個性的なキャラクターに注目!

男子チアリーディング部に集まった“BREAKERS”の7人はそれぞれ性格も見た目もバラバラだけど全員が魅力的なんです。

坂東晴希(ハル)
家族に反対されながらも、自分がやりたいと思ったことをやり通す強い意思がかっこいい!仲間をバカにしたテニスサークルに本気で怒ることができるハルはとても優しい人なんだと思います。

橋本一馬(カズ)
BREAKERSのメンバーが集まったのも、お互いに信頼しあえる関係になれたのも、きっと一馬の言葉一つ一つにまっすぐな気持ちが込められていたから。いつも前向きな姿に元気をもらえます。

徳川翔
辛い過去があり、スタンツ(組体操のように何人かで行うアクロバティックな技)には参加しないと言いつつも、最初から最後まで、BREAKERSを、そしてチアリーディングを大好きな気持ちがその行動に表れています。個性的なファッションにも注目(笑)!

長谷川弦
鈴木総一郎(イチロー)
この二人はまさにニコイチ!いつもおちゃらけている2人だけど、運動神経抜群でかっこいい。仲のいい2人がお互いに本音でぶつかり合うシーンには思わず涙が…。お互いのことが好きだからこそ、改めて言葉にして伝えあう大切さを感じました。

遠野浩司(トン)
ぽっちゃり体型で、運動が苦手だけど、自分を変えようと頑張っている姿に思わず頑張れ!と応援したくなります。一見不利に見えるぽっちゃり体型という個性を、ベース(スタンツで上に乗る人を持ち上げトスする人)として活かしていて、勇気をもらえます。

溝口渉
メンバーの中で一人だけ年上の4年生。何かを始めたいと思ったら年齢は関係ないし、始めるべきだと思わせてくれました。初めは変わった人だなという印象だったけど、どんどんかっこよく見えてきました。就活スーツ姿も似合っています!

メンバーの絆に感動!

一つ間違えると大怪我につながるチアリーディングの基本は「仲間を信頼すること」。本格的に練習を始め、順調に上達しているように見えた7人だけど、実はそれぞれ悩みや葛藤を抱えていて、それが原因で、メンバーの気持ちはバラバラに。だけど、お互いが嘘偽りない本当の自分をさらけ出すことで、さらに硬い絆で結ばれていく様子に、心を打たれます

登場人物が悩みや葛藤を乗り越え、成長していく姿に、自分も頑張ろうという気持ちになりました。
7人それぞれが悩みを持っているからこそ信じ合えたんだと思います。彼らの言動全てに勇気をもらいました!

迫力のパフォーマンスに驚愕!

本作の見所はそれだけじゃない!迫力満点のチアパフォーマンスにも注目です。特に、チームが本気でぶつかり合い、お互いに信頼しあい作り上げたバスケットトスは絶対に見逃せない!自分も本当にその場にいるかのような感覚で、その完成度に驚かされました。
キャスト陣はなんと撮影の3ヶ月前からチアリーディングの猛特訓を開始し、学園祭でのパフォーマンスシーンは計3日間もかけて撮影したのだそう。

BREAKERSのパフォーマンスは観ている私たちも元気にしてくれます。
新しいことを始めたい、自分を変えたいと思っている人には絶対に観てほしい!

チア男子!!
  • 原作:朝井リョウ『チア男子!!』(集英社文庫刊)
  • 監督:風間大樹
  • 脚本:登米裕一
  • 出演:横浜流星・中尾暢樹
       瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智/浅香航大、他
  • 配給:バンダイナムコアーツ/ポニーキャニオン

©︎朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT

5月10日(金)より109シネマズ名古屋、TOHOシネマズ名古屋ベイシティほか全国公開

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