映画『あのコの、トリコ。』の舞台挨拶に主演で鈴木頼役の吉沢亮さんとヒロイン立花雫役の新木優子さんが登壇。関西弁での挨拶を披露し、茶目っ気たっぷりの吉沢さんと新木さんに撮影時のエピソードや作品の見どころをご紹介いただきました!
撮影現場が和やかに
MC それでは一言ずつご挨拶をいただきましょう。せっかくなので関西弁を交えながらご挨拶いただけますでしょうか。お願いします!
吉沢 皆さん! なんでやねん! ありがとうございます。鈴木頼を演じさせていただきました吉沢亮と申します。こんなにたくさんの方に集まっていただいて、本当にみんなのトリコやで!
新木 皆さん、こんにちは! 立花雫役を演じました、新木優子やで。今日は少しの時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたらいいなと思っております。よろしくお願いします。
MC ありがとうございます。こんなにかわいい自己紹介がかつてあったでしょうか。感動します。今日は神戸と大阪を回られてきましたが、映画が公開になって今のお気持ちを教えていただけますでしょうか。
吉沢 やっと公開を迎えられて、すごくホッとしています。こんなにたくさんの方に観に来ていただけて、すごく嬉しいです。撮影をしていたのが1年以上前なので、ついに公開が来たな! と、喜んでいます。
新木 今日1日関西方面を回らせていただいて、やっぱり関西の方は元気だなぁと思いました。舞台挨拶をさせていただくと、こんなにたくさんの方々に観ていただけたんだ、という感動がすごく実感できるので、今日は皆さんに来ていただいて嬉しいです。
MC ありがとうございます。いくつか私の方から質問してまいります。大阪ということで、人や物、食べ物など「大阪のこんなところのトリコ!」というものがあれば教えていただきたいです。
吉沢 大阪のトリコ…、そうですね、やっぱり大阪って舞台挨拶をさせていただく機会も多くて、1年の間に何度も訪れる場所で、その度に迎え入れてくださる大阪のスタッフさんも明るくて優しい方ばかりで…、やっぱ人柄がめっちゃ好っきゃねん!
MC ありがとうございます。関西弁もいただきました! 新木さんいかがでしょうか?
新木 「どうですかー?」って聞くと、すごく大きく返事してくださったりするので、私も大阪の方の人柄と皆さんのノリの良さにトリコですね。
MC ありがとうございます。皆さん、今日もノリ良くこの舞台挨拶を盛り上げていただけますでしょうか。よろしくおねがいします。映画の撮影現場の雰囲気についてお尋ねしたいのですが、印象に残っている撮影中の出来事はありますか?
吉沢 印象に残っている出来事…(新木に)ありますか?
新木 今日舞台挨拶に来れなかった杉野(遥亮)くんが3人の中でも天然キャラで、弟っぽさがあって、彼がここに加わると空気が和やかになります。吉沢さんが杉野くんの靴紐を結ぶっていう遊びをしていて…。
吉沢 してましたっけ?
新木 してた。
MC 仲良しですね。
新木 それで両方の靴紐を混ぜて結んでちょっと困らせるっていう。
MC 足が絡まっちゃう。
新木 そうなんですよ。杉野くんも素直だから、なんかニコニコしながら写真を撮ってました。
MC 杉野さんは、意外といじられキャラだったということですね。
吉沢 ちょっと天然な部分もあって、普段はすごくかわいらしいんです。だけど、携帯ゲームを一緒にやってた時の彼は人柄が変わったように「なんでだよ!!」ってずっと言ってました。熱い一面を見ましたね。悔しさを滲み出してました。
MC とても無邪気でいらっしゃるのですね。
吉沢 無邪気だね。
新木 無邪気。撮影現場もすごく和やかでした。
頼の薔薇の投げ方がカッコ良すぎる!
MC この映画をもう一度観るなら、ぜひここを観て欲しいというシーンがあれば教えていただけますでしょうか。
吉沢 (今客席にいらっしゃる)皆さんはもう映画をご覧になってるんですよね。観てもらいたいポイントだらけですけど、劇中劇のシーンは基本的に役を演じながらその役を演じていて、なかなか複雑でした。作品によって表情も変わったりするので、芝居の目線みたいな部分をじっくり観ていただけると嬉しいです。
MC たしかに、映画の中で演劇のシーンがあるということですもんね。新木さんはいかがでしょうか。
新木 劇中劇の中で、頼のスイッチが切り替わる瞬間は、女子にはたまらないカッコいいキュンポイントだと思います。私のオススメのキュンポイントとして、劇中劇の中で、私がセットから落ちて倒れる時に、頼が薔薇をすかさず投げて駆け寄ってくれるシーンがあるんですけど、その薔薇の投げ方がカッコ良過ぎる! っていう問題が発生しています。そこに注目する方はあんまりいないと思うんですが、その撮影風景を見て私はそこがすごいと思ったので、ぜひその薔薇を投げる頼を観ていただきたいです。
MC なるほど。皆さんから確かにそんなシーン「あったあった」と共感の声も聞こえてきました。新木さんの注目していただきたいシーンは、薔薇を投げる時のアングル、ということですね。ここからは事前にお客様からいただいた質問に答えていただきます。では、質問を持ってきていただきましょう(あらかじめ観客に書いてもらっていた質問のカードが入っているボックスを吉沢さんの前に差し出しながら)まず吉沢さんに引いていただきましょうか。
吉沢 はい、失礼しますよ。はい!(引いたカードをMCに渡して)お願いします。
MC すごく素敵な絵を描いてくださっています。皆さん、見えますか?
吉沢&新木 おお〜すごい! 鉛筆! めっちゃ上手いじゃないですか!
MC お名前が書かれてないのですが、おふたりの絵を描いていただいた方〜? あ、いらっしゃいました!
吉沢&新木 ありがとうございます!
MC 今、両手を挙げてくださっていますね。「役で芸能人を演じるというのはどんな気分でしたか?」という質問です。
吉沢 なるほど。なかなかある機会じゃないですからね。この作品も芸能界の裏側みたいな部分をすごく忠実に描いていたり、ふたりで下着の広告を撮っている一番最初のシーンの緊張感だったり、そこからふたりがなんとなくだんだん空気感を掴んでいって、どんどんいい感じになっていくあの雰囲気はお芝居をしていてもよくあるので、すごく共感しながら演じてました。
MC 演じながらお互いのスイッチがどんどん入っていく感じですね。
吉沢 そうですね。
MC 実際にあるんですね。
吉沢 よくあると思います。
MC 新木さん、いかがでしょうか?
新木 こういう役自体が少ないので、私自身すごく貴重な体験だと思って演じさせていただきました。雫は雑誌のモデルもしていて、私自身もモデルのお仕事の経験があったので、その経験が生きて良かったと撮影をしながら思っていました。役者の役をするというのは、本当に不思議な感覚でしたね。普段の表情と役者になっている時の表情の分け方はちょっと苦労しました。
MC ご自身が芸能界のお仕事を目指していた時期を思い出されましたか?
新木 ありますね! やっぱり高校生時代は、みんながむしゃらに頑張っている時期なので、芸能界での葛藤だったり、オーディションに受かりたい気持ちが強かったり、同世代の熱いやりとりを思い出したりしました。
我らに愛をささやいてください」
MC なるほど。そしたら新木さんにも質問を引いてもらいましょう!
新木 はい!
MC ありささんからの質問です。「おふたりともいくつものドラマや映画でお見かけしますが、気持ちや、役の切り替えはどのようにされているのでしょうか?」。ありささん、いらっしゃいました! ありがとうございます。
吉沢 僕はあまり役に入り込むような瞬間がなくて、基本的には俯瞰で見ているので、役にのめり込み過ぎてこっちの役が出てこないとか、この役が体から抜けないという感覚に陥ったことはないです。役のオン、オフはあまりないですね。
MC じゃあ、いい意味で自然体に演技をされていると。
吉沢 自分でもちょっとよくわからないんですが、あまりそういう意識はないですね。
新木 作品ごとにスタッフさんが違ったり、役が違ったりするので、現場に入ると自然と役の意識が頭にすっと入ってきて気づいたら役のスイッチみたいなのが切り替わってる気がします。でもなんとなく自分で切り替えてるような気もするんですけど、感覚的に「ここで切り替えるぞ!」 って意識したことはあまりないです。現場と役、衣装やヘアメイクとか、そういったところで切り替えていただいてます。
MC なるほど。現場に入ると切り替わるように周りの人にサポートをしていただきながら演技を楽しんでいらっしゃるということですかね。もう一問いきましょうか!
吉沢&新木 はい!
吉沢 (質問カードを引きながら)じゃあ、おっ。
MC 「頼くん、雫ちゃん、我らに愛をささやいてください!」というお願いをいただいております!
新木 じゃあ吉沢さんはトリで、私からいきましょうか。
MC はい、ではお願いします!
新木 ここにいるみんな、好きやで♡
(客席:きゃ〜!)
吉沢&MC かわいい〜!
MC ありがとうございます。巻き戻してもう一回見たいくらいかわいいです。
吉沢 このタイミングまで取っておけば良かったな。こんな質問来ると思ってなかった(笑)。こういうのは時間かけちゃうとハードルが上がっちゃうから。「ほんとに、みんなのことが、めっちゃ好きやで♡ 」。
(客席:きゃ~!!!)
MC 最後の「好きやで♡」は、めっちゃささやいてくれましたね。ありがとうございます!
新木&吉沢 ありがとうございます!
MC 最後にもう一度、皆様へメッセージをいただきたいと思います。ではまずは新木さんからお願いいたします。
新木 本日は、舞台挨拶にお集まりくださって本当にありがとうございます。関西の方々、神戸の方々、本当にすっごい盛り上げてくださって、皆さんにお会いできてすごい嬉しかったですし、楽しかったです。今回映画を観て、まだ観てない方にもぜひ魅力を伝えていただきたいです。この映画はまだまだ上映が続きますので、応援してくだされば嬉しいと思います。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。
MC ありがとうございます。では、吉沢さんお願いいたします。
吉沢 今日は本当にありがとうございました。楽しんでいただけましたか?
(客席:はーい!)
吉沢 ありがとうございます。僕たちも皆さんのノリの良さをすごく楽しみながら舞台挨拶をさせていただきました。この映画をおもしろいと思っていただいたら、周りの方に勧めていただいたりSNSでつぶやいていただいたり、ぜひ『あのコの、トリコ。』が日本中をトリコにできるように、皆さんも協力していただけると嬉しいと思っております。今日は本当にありがとうございました。
STORY スターになることを幼馴染と誓い合った頼(吉沢亮)は、見た目も地味で平凡な高校生活を送っていた。一方、頼が思いを寄せる雫(新木優子)は新人モデルとして、昴(杉野遥亮)は売れっ子俳優として活躍していたのだが…。幼馴染3人の三角関係と芸能界への夢を追いかけるシンデレララブストーリー。幼馴染3人の思いの行方はどうなるのか?
- 原作:白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
- 監督:宮脇亮
- 脚本:浅野妙子
- 出演:吉沢亮、新木優子、杉野遥亮、他
- 主題歌:『トリコ』Nissy(西島隆弘)
- 配給:ショウゲート
©2018白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会
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