大ヒットコミック「ACMA:GAME」(講談社「週刊少年マガジン」所載)を、VFXを駆使した圧倒的世界観で描き出したドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」。スリリングな頭脳バトル、目が離せない予測不能な展開、魅力的なキャラクター達が繰り広げる人間ドラマが大きく話題となりました。その究極の頭脳戦×極限の心理戦×白熱の能力バトルが更なるスケールアップを遂げて巨大スクリーンに登場!この世のすべてを手にすることができる99本の“悪魔の鍵”を巡る最後の戦いの行方とは―?
一足先にchスタッフがその結末を見届けた感想と、ぜひ注目してほしいポイントをお届けします!
ストーリー
謎の組織グングニルに父を殺された照朝は、99本の“悪魔の鍵”を全て破壊するため、父の残した言葉を手掛かりに鍵集めの旅を続けていた。鍵を求める照朝の前に現れる新たな敵は、宗教団体を運営し、妹は人の心を読む力があるという謎の兄妹。そして99本目の鍵を持つ、父の仇・崩心。照朝は、親友の初と悠季、仲間となった潜夜と紫とともに、新たなるACMA:GAMEに臨む。仲間たち全員の命を懸けた、超極限のデスゲーム!悪魔との命懸けの最終決戦がはじまる。
まず皆さんに伝えたいのは、本作はドラマの続編という位置づけですがドラマを観ていなくても大丈夫ということ!ドラマ未視聴のchスタッフもいて、設定や話の流れについていけるのか心配でしたが、自然な形で回想シーンが挟まれていて、ゲームのルールなども丁寧に説明してくれるので、映画単体でも十分に楽しめます。さらに映画館の大画面・大音響で感じるVFXで描かれた悪魔たちのリアルさやアクションの迫力に圧倒され、アクマゲームの世界へ深く没入しながら観ることができました!
しんのすけ
数あるデスゲーム物のお話の中で、本作の特徴はやっぱり「ゲームマスターが悪魔である」ということ。人間だけでは決してできない、他では観ることのできないルールのゲームが登場します。デスゲーム物はどちらが勝つのかだけでなく、どうやって勝つのかを予想するのが醍醐味の一つですが、今作ではプレイヤーに与えられる悪魔のチカラの使い方が勝利の鍵となり、普通の頭脳戦・心理戦ではありえないどんでん返しが起きることも。まったく予想がつかない展開に、ハラハラドキドキが止まりません!
本作を観ると悪魔という存在によって、人間が儚く脆い存在であることを改めて感じさせられます。でも無慈悲に進められるゲームに、決意を持って挑む照朝たちの姿がとてもかっこいい!照朝たちの前に立ちはだかるアイギス教団の黒田も、はじめはその行動の目的がわからなかったけれど、物語が進むうちに共感できる部分が見えてきます。ただ正義対悪というだけの単純な戦いではなく、信念と信念がぶつかり合う構図、そして何を守り何を犠牲にするのかの選択はフィクションでありながら、現代社会へも通ずるものがあるのでは、と感じました。
REVIEW
人間を翻弄する悪魔の遊びを劇場で楽しめ!
- 出演:間宮祥太朗 田中樹 古川琴音 竜星涼 嵐莉菜
金子ノブアキ 志田未来 小澤征悦 ほか - 原作:メーブ/作画:恵広史 『ACMA:GAME』(講談社「週刊少年マガジン」所載)
- 監督:佐藤東弥
- 配給:東宝
©2024 劇場版『ACMA:GAME』製作委員会 ©メーブ・恵広史/講談社
10月25日(金)全国東宝系にて公開