佐々木想（Vo.&G.）、ふくながまさき（B.） タカトマン（Dr.）からなるスリーピースバンド。23年にリリースした『ランデブー』の大ヒットで一気に知名度を上げ、この夏は7月にはメジャーデビューCDシングル『ヒカリアウ』をリリースし、全国のフェスに多数出演。9月から秋ツアーをスタートするシャイトープの佐々木想さんにご回答いただきました。
幼い頃からの夢と今楽しい勉強。
進路はどちらを選べばいい？
こはる（高3） 小さい頃からの夢があって、その夢に近づける大学に進学するか、中・高で理系の楽しさに気づいたので、理系の学問を多く学べる大学を選ぶべきかで悩んでいます。複数ある選択肢から何を軸に選んだらいいのかアドバイスいただきたいです。
答えがある
佐々木 今、理系の楽しさに気づいたというなら、自分だったらそちらに行くかなと思います。というのも、10代なら現時点でキラキラ輝いて見えるものに手を伸ばした方が絶対いいと思うんで。そこからまたいろいろな選択肢が出てくるし、また道って開けていくから。
仕事や日常生活で選択する際の決め手はなんでしょうか？
佐々木 仕事や日常生活でも選択に迷うことの連続ですが、決めるのってすごい苦手です。でも、とにかく妥協せずに考えてみる。考えることって本当に大切だと思うのでギリギリまで考えたら、その先に決断があるんじゃないでしょうか。ただ決断する時に、意外と直感がすごくいい方向に導いてくれることもある気がします。
高校時代、佐々木さんの将来の夢は何でしたか？
佐々木 高校生の頃の夢はミュージシャンで、本当あの頃が一番熱かったんじゃないかな。進路は、軽音楽部でそれなりに成績を残していたので、部活動推薦みたいな形である大学に受験するように進んでいたんですが、出席日数が足りないとなりまして…。慌てて行きたいところを見つけて、もうひたすらに勉強しました。その結果、京都産業大学に進学して、素晴らしいふたりの仲間とも出会えてる。なるようになるんじゃないかなっていう感じですよね。
佐々木さんはどんな高校生でしたか？
佐々木 それこそ軽音楽部に入ってバンドに本当に打ち込んでたんですけど、自分が入ってた軽音楽部はですね、県大会とかに出場するようなハイレベルな高校でして、軽音楽部の県大会で最優秀賞を取るとか、そういうことを目指しながらオリジナル楽曲を作って、バンドのみんなでああでもないこうでもないと言って、日々とにかくバンドに打ち込んでいた高校生でしたね。
当時、どんな感じの歌を書かれてましたか？
佐々木 大切な人を思う歌とか、日々の葛藤とかっていうものに対する歌は、もう高校生の頃からずっと作ってましたね。
放課後は、部活の他にどんな過ごし方をされていましたか？
佐々木 自分が通ってた高校って、すごい山の上みたいなところにあったので、部活が終わって学校から帰る時は、自転車でどれだけスピードが出せるか友だちと競って坂を下ったり、たまにマックに寄ったり、100均でセコイヤチョコレート買って友だちと話しながら食べたりしてね。っていう普通の放課後を過ごしてました。
恋愛のこととかもお聞きしていいですか？
佐々木 僕、高校1年生の時に7組の…すごく具体的で申し訳ないですけど、7組の子がすごく可愛くて。で、一目惚れで好きになって、告白して。だから、そこで恋愛の歌を書くとかっていうこともしてましたね。
それこそ放課後デートとか？
佐々木 それはもうたくさんしましたね。高校から山を下りることをうちの高校では「下山」って言ってたんですけど、彼女と一緒に話しながら下山もしたし、 一緒にマックとかにも行ったりとかっていうのもありましたね。
きっと大人になって宝物になる
7月17日にリリースされたメジャーCDシングル『ヒカリアウ』を聴き、私は最近まですごく忙しくて心の状態がギリギリだったので、『ヒカリアウ』の歌詞に救われました。『ヒカリアウ』で高校生に何を届けたいですか？
佐々木 高校生…若者ですよね。悩みだったり、孤独や寂しさを抱えている人って結構いると思うんですよ。そういう人がこの楽曲を聴いて、それこそ少しでも心が軽くなってもらえたら嬉しいなっていう思いで書いています。
私自身も高校でバンドをしていて、楽曲作りをしたいと考えています。ただ、なかなか日常を歌にすることが難しいので、何かコツがあったら教えてほしいです。
佐々木 普段からよく観察するっていうのは大事かもしれないですね。あと自分の生活を俯瞰で見てみること。どうしても主観で見ちゃうから、一歩引いて俯瞰で見てみて、どういう生活してるんだろうとか、どういうところに悩んでいるんだろうとか、そういうところを拾って歌にできると、きっと聴いてくれる人は共感もしてくれるだろうし、どこかで救われるところもあるだろうと思います。
高校生のうちにやっておいた方がいいことを教えてください。
佐々木 これは自分ができなかったことなんですけど、学校で友だちと「なんかうまくいかないね、嫌だな、気持ち悪いな」みたいな感じの時に、「抜け出しちゃう？」みたいな話してたんですよ。今、あの時、下山しとけばよかったって思うんですよね。学校を抜け出すことを勧めているわけじゃないですよ。何が言いたいかっていうと、社会に出たら思い切れない瞬間ってどんどん増えてくるので、高校生の時はそれくらい思い切っていいのかなって思うんです。それでたくさん失敗したらいいと思うし、たくさん怒られたらいいと思うし、それがきっと大人になって宝物になるんじゃないかなって思います。
この先、シャイトープが大切に守っていきたいことは何でしょうか？
佐々木 これはシンプルなようで難しいですね。挑戦する心だったりとか、ハングリー精神みたいなものっていうのは持ち続けていきたいと思います。そういう気持ちがなくなると伸びないし、止まってしまうし、飽きられちゃうから。そうならないようにちゃんと挑戦する精神を持って、お客さんを楽しませるとか、笑顔にするとか、感動させるみたいな気持ちを守り続けながら活動していきたいなと思います。
最後に、読者の高校生に一言メッセージをお願いします。
佐々木 太宰治さんが、「人間は恋と革命のために生まれてきた」って言ってたんですよ。本当にその通りだと思っていて。だから、たくさん恋をして、大きな夢を持って、何かを変えるんだという心持ちで、どんどん成長していってほしいです。
読者プレゼント
【プレゼント🎁】#シャイトープ
サイン入りチェキ 1名様に✨今月の高校生お悩み相談室はVo./Gt.佐々木想さんにご回答いただいています。お悩みは、進路の選び方についてです。
【応募方法】9/19(木)締切
1️⃣@ch_kansai をフォロー
2️⃣本投稿をリポスト#ヒカリアウ
8/20より高校図書館で順次配布 pic.twitter.com/uOaDG2342h— ch FILES関西版 (@ch_kansai) August 22, 2024
MUSIC INFO
 | Major debut single 『ヒカリアウ』 【通常盤】（CD）￥1,100（tax in） ※now on sale |
＜シャイトープ LIVE TOUR 2024 “Here, There and Everywhere”＞
9月5日（木） 神戸CHICKEN GEORGE
9月7日（土） 鹿児島SR HALL
9月8日（日） 長崎DRUM Be-7
9月15日（日） 青森Quarter
9月16日（月） 盛岡CLUB CHANGE WAVE
9月26日（木） 滋賀U★STONE
9月28日（土） 岐阜CLUB ROOTS
9月29日（日） 四日市CLUB ROOTS
10月6日（日） 郡山HIPSHOT JAPAN
10月19日（土） 松江 AZTiC canova
10月20日（日） 松山WstudioRED
10月25日（金） 水戸LIGHT HOUSE
10月27日（日） 静岡UMBER
11月2日（土） 松本ALECX
11月3日（日） 甲府CONVICTION
11月7日（木） KT Zepp Yokohama
