吉本新喜劇初の女座長＆映画初主演　酒井藍「ネガティブやった私もちょっとずつ変われた」

3月17日から全国順次公開中のよしもと新喜劇映画『女子高生探偵あいちゃん』に初主演。新喜劇では昨年から初の女座長となるなど、大活躍中の酒井藍さんを直撃しました！

映画の一番の見せ場は
NMB48と一緒のダンスシーン！

よしもと新喜劇映画『女子高生探偵あいちゃん』への主演が決まった時はどのようなお気持ちでしたか？

映画は今回が3作目なのですが、主演するのは初めてだったので、まず、「私でいいんですか？」って思いました（笑）。お父さん役の川畑（泰史）座長をはじめ、新喜劇メンバーもいっぱい出て最強の布陣やったんで、ちょっと気持ち的にも楽になって、そんなに緊張せずにいけました。

撮影で印象に残っていることは？

NMB48のみんなとダンスするシーンですね。私、リズム感もないし、どんくさくて、すごい不安だったんですけどね。最終日に『青春のラップタイム』っていうNMBの中でも一番激しいんちゃうかっていう曲を踊って、それを撮影したんです。

ダンスの練習はどれぐらいされたのですか？

ダンスの先生役の烏川耕一さんと一緒にNMBのダンスの先生に何日間か教えてもらいました。そのダンススタジオがガラス張りで外から丸見えなんです（笑）。デブ２人が踊ってるから、道行く人が指差して笑ってて、恥ずかしかったですね。でも主役をやらせていただいてる以上、ここが一番の見せ場と思ってがんばりました！

映画の中のお母さんに、「心が綺麗な子がほんまもんのべっぴんさんやで」と言われますが、実際に酒井さんのお母さんから言われて大切にしている教えなどはありますか？

礼儀ですね。「ありがとうございます」や「ごめんなさい」をちゃんと言うこと。それと、新喜劇に入った当初は頭に何もつけてなかったんですけど、「ゴムか何かつけたら？」って、母が提案してくれて。そこから今のようなヘアスタイルになりました。

新喜劇で学んだことは
周りへの気遣いとポジティブな精神

昨年から吉本新喜劇で初の女座長になられましたね。座長になることは当初から視野に入れていましたか？

もともと新喜劇が大好きだったので、メンバーになれたことがまず嬉しかったんです。このままずっと新喜劇に居るためには座長になったらいいんちゃうかなって思うようになって…。それに、座長になったら、自分なりの新喜劇を作ることもできますしね。

座長として大切にしていることは？

否定から入らないことですね。新喜劇のメンバーは20歳過ぎの若い子からおじいちゃんまでいろんな人がいるので、その一人ひとりの良いところを見つけて、口に出して伝えるようにしています。

座長になって変わったことはありますか？

今まで、「藍ちゃん！藍ちゃん！」って呼んでくれてた街の人から、「よっ！座長」って言ってもらうことが多くなりました。でもまだ慣れへんから、呼ばれてハッとしたり、TVで動物のドキュメンタリーを見てて、「ダチョウ」っていう言葉に反応したりしてました（笑）。自分の舞台がある週はほんまに不安で、口内炎ができるし、肌は荒れるしで…、もっとメンタルを強くしたいなとは思います。