今月の表紙は、ABEMAオリジナル恋愛番組「恋する♥週末ホームステイ 2023夏」のオープニングテーマ『君の街まで』でも注目を集めるヤングスキニーが登場! ch FILES×ZIP-FM「FIND OUT」が行った公開インタビューで、9月27日リリースのメジャー1st EP『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』のことから高校時代のお話まで、お聞きしました!
悩みを持つ高校生におすすめ
まずはEP『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』のお話をお聞きしたいのですが、1曲目の『君の街まで』は「恋ステ 2023夏」のOPテーマになっています。
かやゆー 遠距離恋愛のこととか、自分も高校生でまだピュアだった頃を思い出しながら純粋な気持ちで書きました。タイアップは初めてだったので、テーマがある中で曲を書くことに不安もありましたが、同時に新鮮さもあって、達成できたことは自分の中で結構嬉しかったですね。
曲作りに時間はかかりましたか?
かやゆー それはいつも通り、1、2時間くらいで。僕は浮かぶまでが時間がかかって、時によっては半年くらい浮かばない時もあるんですが、浮かび始めると1、2時間ほどで曲ができてそれが5曲くらい連続で出てくる感じなんです。
2曲目『愛すべき日々よ』は、私たちもすごく共感したのですが、17歳の高校生の話を聞きながら制作されたと聞きました。
かやゆー 実際に高校生と話をしたんですが、この曲で伝えている思いや悩みは、二十歳を過ぎても変わらないものだと思っています。今僕が思っていること、書きたかった思いを100%詰め込んだ曲なので、それを高校生にも共感してもらえているというのは嬉しいです。僕はこのEPの中でも一番好きな曲かなと思います。
皆さんが今高校生なら『愛すべき日々よ』のどの歌詞が刺さると思いますか?
かやゆー 僕の中で一番心に残っているのは「お前の嫌なとこも全部愛してるぜ」という最後の歌詞ですね。これは僕の唯一の友だちが、インスタのストーリーで「友だちの嫌なところばかり目に入ってしまいます」みたいな質問に対して、「俺の友だちは本当にゴミみたいなヤツしかいないけど、そんなところも愛せるのが本当の友だちなんじゃないかって思う」みたいなことを書いていて。その言葉を入れ込みたいなと思って歌詞に書きました。
しおん 僕も最後の「お前が居てこその愛すべき日々よ」ですね。いろんな人が関わってくれているおかげで、自分の今の日常ってきっと楽しいと思えて、幸せだと思えていると思うので。
ゴンザレス 僕も「誰もが分かり合える世界なんてない」というのはまさにその通りだなと思うし、嫌いな人とか苦手な人とかもいながら、そういう人たちもそういう人たちなりに頑張っていて、自分の人生を歩んでいるというのが感じ取れて。許しちゃうというか、そういう生き方もあるなと思いました。
りょうとさんはいかがですか?
りょうと 僕はサビの「大人たちのことなんて聞き流しちゃえばいい/誰もが分かり合える世界なんてない」っていうところですね。子どもの頃って、大人から言われるとそれが正しいんだと思っちゃうけど、やっぱり自分が思ったことをやることが大事なんじゃないかなと思います。
かやゆー これって一応事前に質問のリストをもらって、準備して考えて来てると思うんで、ちょっと違う曲で聞いてもいいですか?(笑)
はい!
かやゆー りょうと君、『愛の乾燥機』で一番響く歌詞はどこですか?
りょうと えっと…「最低限の幸せを一つ二つ数えてる」って…。
最初のところですね。
りょうと ね、いいじゃないですか。日常の幸せを数えていくって。
かやゆー 薄すぎる!!(笑) いや、インタビューとかで歌詞のことを聞かれると、しおんは結構歌詞見てくれていて、ゴンちゃんは見てるけど自分に恋愛経験がそんなにないから共感できない、恋愛ソング以外はわかりますって言うんだけど、りょうと君は「僕、歌詞見てないですね」とか言うんですよ!
りょうと それは…自分たちの曲となると、ベースを考えるようになっちゃって、なかなか歌詞に目がいかなくなっちゃうんですよ…!
皆さんがEPの中で高校生におすすめの曲はどれですか?
かやゆー これは揃うんじゃない?(せーの!)
かやゆー・ゴンザレス・りょうと 『愛すべき日々よ』!
しおん 『君の街まで』!
かやゆー 今の流れだったら『愛すべき日々よ』でしょう(笑)
しおん ちょっと高校生の時の純粋な恋愛を思い出しちゃったんで、ついつい言っちゃいました(笑)
演奏面で“ここを聴いて欲しい”というポイントはどこですか?
ゴンザレス やっぱりギターソロですね。昨今はギターソロは飛ばされがちらしいんですが(笑)、ヤングスキニーはわりとギターソロがあって、今回のEPも『8月の夜 (2023 ver.)』以外は全部入っています。中でも『愛の乾燥機』のギターソロは結構ロックで、メンバーも満場一致で「いい」と言ってくれたので注目して聴いて欲しいですね。
しおん 僕は『8月の夜 (2023 ver.)』ですね。再録曲なんですが、元の曲は僕の加入前だったので、今回初めて叩かせてもらったんです。パワーアップしたカッコいいドラムの音になっているのでイチ推しです。
りょうと 『君の街まで』のベースは結構忙しく動いているんです。そんなつもりはなかったんですが、なんでこんな面倒くさいベースフレーズ作っちゃったんだろうっていうくらい(笑)。だからライブではマジで集中して弾いてます。
かやゆー だからライブの写真見るといつも眠ってるような顔してんの!?
りょうと ほんと、ミスれないから!
『愛の乾燥機』とか、女の子目線で曲を作られるのは、どんな気持ちで作られているんですか?
かやゆー あまりそこら辺、男性女性って考えてないですね。『本当はね、』もAメロBメロと一人称がはっきりしない状態で書いていって、たまたまサビで浮かんだ歌詞が「メイクもヘアセットも」って出てきたので、女性目線で書こうと思っただけなんです。だからいつもメロディーにハマりやすい目線で僕とか俺とか私とかって書いてます。男性も女性も結局感じることはだいたい同じだと思っているので、あまり意識はしていないですね。
そうなんですね。『愛の乾燥機』も同じですか?
かやゆー そうですね。だいたい曲は1、2時間くらいで書いちゃうので、作った記憶がないんですよ。だからいつどうやって書いたかも覚えていなかったりします。
“幸せを感じていたことは?”
EPタイトルと同じく、皆さんが高校時代に“幸せを感じていたこと”を教えてください。
かやゆー 友だちの弁当を盗み食いすることでした。友だちが席を立った時に盗み食いするのが幸せ。それは今も同じです(笑)
しおん 放課後のマクドナルドとか、寄り道するのが好きでした。食べ物や飲み物を買って食べる、なにげない日常のほわほわしている時間が今でも好きですね。
ゴンザレス 異性と話せるきっかけを幸せに感じていました。僕にとってそれは非日常だったんです!
りょうと 僕は下校の時間です。学校から解放される瞬間は堪らなかったですね!
▶ヤングスキニーが高校生のお悩みに回答!