『リング』『スマホを落としただけなのに』の中田秀夫監督による新感覚ホラーエンターテインメント。実在する森を舞台に、淳一(相葉雅紀)と息子の一也(上原剣心)、一也の担任である絵里(松本穂香)が、不可解な怪奇現象に巻き込まれていく。森の中で目撃した“それ”とは…? 松本穂香さんにお話を伺いました!
ツッコミながら観ている
松本さんはホラー映画がお好きとお聞きました。高校生の頃からよく観られていましたか?
松本 はい。映画の中でもホラーは好きなジャンルです。映画は昔からよく観ていたのですが、上京して来てから、より観るようになりました。特にホラー映画は頭をからっぽにして観られるところが好きですね。
観た後って、お風呂が怖くなったりしないですか?
松本 怖いです(笑)。隙間とかが怖く感じてきたりします。めちゃくちゃ怖がりなのですが、観ちゃうんです、楽しくって…。基本的に映画はひとりで観に行くのですが、ひとりでもビクビクしています。でも完全な作り物とわかっているから楽しめるところはありますね。
松本さんが思う、ホラー映画の面白さを3つ教えていただきたいです。
松本 まずは、単純に『楽しい』ことです。アトラクションに乗っているようなドキドキ感や楽しさを体験している感じに近いのかなと思います。2つ目は、さっきも話したように、『深く考えずに観れる』こと。そして『ツッコミながら観れる』ところ。客観的に見ていると、「なんでそこへ行くの!?」みたいな、絶対にダメな場所に行くところから始まるので、それをツッコミながら見る楽しさもあるかなと思います。
ツッコミですか! 今作をお客さんとして観ていたら、どんなツッコミをされますか?
松本 「あ、もう出てくるんだ」とか、「もう全貌が、明らかに!?」とか…(笑)
なるほど、たしかに!(笑) それは、怖いから敢えてツッコミを入れながら観ているとかなんですか?
松本 自然と出てきます。でも怖いから出てくるのかもしれないですね(笑)。他にもこれはツッコミではないんですが、こういう音楽をここで使うんだ、とか音楽や音の使い方もホラーは楽しめますね。
ちなみにアトラクションのお化け屋敷もお好きですか?
松本 お化け屋敷は苦手なんです。最初から最後まで人にしがみついて、目をつむったままだった記憶があります。何も楽しくないし、お金がもったいないだけっていう(笑)
お化け屋敷とホラー映画の感覚は違うんですか!? お化け屋敷も“作り物”という点では同じような…。
松本 何なんでしょうね…? たしかにお化け屋敷も作り物なのですが、ホラー映画は勝手に進んでいくけど、お化け屋敷は自分で進まなきゃいけないところが怖いです。
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