佐藤広大「一緒に音楽をやってきた仲間 EXILE SHOKICHIが参加してくれたのも感慨深かった」

北海道出身のシンガーソングライター・佐藤広大さんが、メジャー初のフルアルバム『19BOX』をリリース！

広大さんのこだわりが強く感じられるインタビューとなりました。

『19BOX』はどんな作品になっていますか？

’90年代後期のブラックミュージックを、遊び心やリスペクトを込めて佐藤広大なりに上手くオマージュしたアルバムになっていると思います。過去のカルチャーやサウンドを、今僕がアレンジを加えて表現することである意味新しくなるので、そういったコンセプトにはすごくこだわりました。その中でもしっかり伝えたいものはあるので、ただカッコいい曲を作りたいだけでなく、しっかりとノスタルジーなメッセージ性を楽曲に込めています。

特に思い入れの強い楽曲はありますか？

『スノーグローブ』はメジャー初のシングルでしたし、これまでの佐藤広大の景色が詰め込まれているので特に印象に残っています。そのアンサーソングとしてEXILE SHOKICHIが書いてくれた『Diamond Dust feat. EXILE SHOKICHI』は、彼自身もフィーチャリングで参加してくれたので、もともと一緒に音楽をやってきた仲間としてすごく感慨深かったです。

タイトルの“ジュウクボックス”という読み方はおもしろいですね！

元々タイトルを“19BOX”にしたいとスタッフと話していたのですが、そのままタイトルにしてしまうのはありがちなので、タイトルまで遊び心を持たせられたらいいなと思っていました。僕の生まれ年が1985なのですが、“85”の部分の言い方を変えると“箱”になって、“箱”は“BOX”と表記されるので、アルバムのジャケットの“19BOX”という表記は“1985”にも見えるアートワークになっています。洋楽をリスペクトしすぎず日本人として日本語の誇りも大事にしたかったので、日本語と英語を上手くブレンドできたかなと思います。

どんな学生時代を過ごしていましたか？

小学生の頃はものすごく引っ込み思案で、サッカーをやっていたんですけど目立つことが嫌いで試合に出るのも嫌でした。「今日はサブだ、よかった！」みたいな（笑）。すごく内気な子どもだったんですけど、中学に入ってから音楽に出会って、人前で嫌々歌を歌ってみたらみんなが喜んでくれたことがあって。自分が何かをして人に喜んでもらえるものに出会えてから表に立つのが段々好きになったので、音楽というものにすごく救われた少年時代でした。

学生時代にやっておいて良かったことはありますか？

知識があることはすごく良いことだと思っていて、高校時代はいろんなことに興味を示してトライしたり調べたりしていました。自分の中に知識というパーツをたくさん備えることによって、初対面の人でも会話の中で共通の趣味の話題が生まれたらその人との距離がすごく縮まります。知識があると人とのコミュニティに繋がりやすくなるので、高校生のうちにたくさん吸収するといいのではないかと思います。

今後はどんな活動をしていきたいですか？

よりたくさんの方に届けることが目標であり夢でもあるので、そのためにはどういうことが必要なのか考えた時に、このアルバムを制作し終わってから明確なビジョンやメッセージ性、佐藤広大はこういうふうにあるべきだというものがはっきりしました。アルバム制作を通してパワーアップしたと思っているので、それに向かって“佐藤広大”という音楽をしっかり作っていき、より高みを目指して精進していきたいなと思います。