Tポイントの社会貢献事業「学校総選挙」とch FILESが8月に行った「環境にまつわるオンライン会議」。ここにゲストとしてご参加いただいた3社(ニューバランス ジャパン・ブリヂストン・コクヨ)の環境への取組みを順番にご紹介していきます。また、学校総選挙では現在「環境」にまつわるオンライン投票を実施中(9/30まで)。ぜひご参加ください!
第3弾は、ブリヂストンさんの取組みです。(第1弾・第2弾はこちら)
2050年以降を見据えた「環境宣言」
今年で90周年を迎えるブリヂストンさんは、国内外の子会社まで合わせて約14万人が働くグローバル企業。乗用車やトラック、航空機のタイヤ、自転車、スポーツ用品、免震ゴムなど、私たちの暮らしに欠かせないタイヤ・ゴムにかかわる製品を作られています。
「最高の品質で社会に貢献」という企業理念の使命のもと、「モビリティの進化に貢献」「一人ひとりの生活と地域社会を支える」「環境負荷を低減し、より良い環境を残す」という3つをCSR活動の重点領域と定め、グローバルで様々な取り組みを推進しています。
ブリヂストンでは2003年度を「環境経営元年」として位置づけ、2011年には2050年以降を見据えた長期的な環境活動の方向性を示した「環境宣言」を制定されました。
《自然と共生する》
生物多様性ノーネットロス
生物多様性への影響を最小化しながら復元等の貢献活動を行うことで、損失を相殺する。
《資源を大切に使う》
100%サステナブルマテリアル化
2030年までに再生資源/再生可能資源由来の原材料比率を40%に向上させる。
《CO2を減らす》
カーボンニュートラル化
2030年までに排出するCO2の総量を50%削減。人間活動によるCO2排出量と森林などによる吸収量をプラスマイナス・ゼロにする。
みわ
製品ライフサイクル全体で環境に配慮
商品の取組み❶ Enliten(エンライトン)技術
タイヤの運動性能や寿命を維持しつつタイヤに使用する部材を削減することで、大幅な軽量化と転がり抵抗を低減できる新技術。これにより自動車の燃費が向上し、走行時に排出されるCO2を減らすことができます。
商品の取組み❷ リトレッド
すり減ってきたタイヤの表面(トレッド)を張り替えて再利用するというトラックやバス、航空機のタイヤに用いられる技術。原材料を大幅に削減でき、新品のタイヤを3回使用した場合と1本のタイヤを2回リトレッドして使用した場合を比較すると、使用原材料は約半分に。廃タイヤ削減にもつながります。
生産段階の取組み CO2排出量削減
2030年までのCO2排出量50%削減目標に向け、従来取り組んできた高効率な生産設備の導入や太陽光パネル設置、照明のLED化に加え、現在国内外の工場で再生エネルギー化を加速度的に行っています(ヨーロッパではすでに全ての新品タイヤ工場において100%再生可能エネルギー化達成)。国内のタイヤ生産工場全体の年間CO2排出量は、2011年に比べ約30%削減しているそうです。
再生可能エネルギーとは?
太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマスなど、永続的に利用することができると考えられるエネルギー源に由来するもの。 石油や石炭、天然ガスといった化石エネルギーとは違い、「枯渇しない」 「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」といった点から定義されています。
環境にまつわるこんな社会貢献活動も
ほかにも子どもたちの環境意識を高めるための小中学校への出張授業や「こどもエコ絵画コンクール」の開催、森林保全活動として「エコピアの森」の設置、琵琶湖の水環境を守る社会貢献活動も行っておられます。
ブリヂストンの環境活動について、詳しくはこちらをぜひご覧ください!