史上初の直木賞&本屋大賞W受賞を果たした傑作小説が映画化! 音楽に魅せられ、ピアノコンクールに命を注ぐ4人の天才ピアニストたちの物語。松岡茉優さん演じる亜夜の幼馴なじみで音楽エリートのマサルを演じた森崎ウィンさん、謎の天才少年・塵を演じた鈴鹿央士さんに、吹奏楽部のchスタッフがインタビュー!
耳が刺激されました(森崎)
今日はよろしくお願いします。めっちゃ緊張してます(笑)
森崎 緊張しますよね(笑)。僕もラジオの番組でいろんな海外のアーティストにインタビューしていたんですが、毎回めちゃくちゃ緊張してました。話が止まった瞬間、ヤバい、何話そう、って! わかる! だから、気軽にいこう。
ありがとうございます。今は、映画の中の人が本当に実在したんだ、という気持ちです(笑)
鈴鹿 その感覚は僕もわかります。僕は高2の秋に、映画の撮影が行われていた地元の高校で声をかけてもらってこっちの世界に来ることになったので。その時は、僕も俳優さんたちを見て、「顔、ちっちゃ!」とか「本当にいるんだ」とか思ってました。
映画はピアノの音に圧倒されて、観終わった後も、ずっと余韻が残りました。完成した作品をご覧になって、いかがでしたか?
森崎 おふたりも吹奏楽部なら、たとえば自分が演奏している映像を後で見た時はそうだと思うんですが、僕も自分の演技って客観的に見れないんです。
その感じはわかります(笑)
森崎 あそこの芝居、もっとこうしておけば良かった! とかあのカットはなんで使われてないんだろう!? とか。だから自分が出ていないシーンの方が好きなシーンが多くて。台本に描かれていた馬のシーンは、こう撮ってたんだ! とか。でも音楽のすごさは、オープニングから僕の耳をすごく刺激してくれて、そこは本当に素直に入り込んでいました。
鈴鹿 僕も1回目観た時は、初めて映画の中で自分が演技をしているのを観たので、自分はこんな風に映ってるんだ、と客観的には観れませんでした。次にもう一度観た時は、作品として感動して、松岡さん演じる亜夜がピアノを弾き終わったところで涙が流れて、こんな作品に携われて良かったなと思いました。
本当に圧巻でしたよね!
鈴鹿 はい! もう嬉しい、楽しい、感動、でした(笑)
ピアノの演奏など緊迫感があるシーンが多かったですが、撮影も緊迫した空気だったんですか?
森崎 演奏シーンの前などは、監督がすごくプレッシャーをかけてくるんです(笑)。僕も2000人近くのエキストラのお客さんを目の前にして演奏をするので、リアルに緊張してきて。音は僕の演奏の音が使われているわけではないんですが、見られているという気持ちですごく緊張しました。それがそのまま画面に出ている気がします。
鈴鹿 始まった時は緊張したんですが、僕はあまり緊張しない役どころだったというのもあって、少し経つとそれが楽しくなってきていました。
緊張する現場での癒しって何かありましたか?
森崎 それは央士くんの天真爛漫な会話ですね。
たとえば、どんな?(笑)
森崎 「ウィンくん、恋愛してますか!?」とか「彼女いるんですか!?」とか(笑)。「俺に聞くなよ、そんなに経験ないんだから」って!
で、いるんですか!?
森崎 そういう時だけグイグイ来るね! やっぱり知りたいの!? 高校生の時は、長く付き合ってる子がいたよ。逆に彼女、いないの?
いないです。中学の時はいたんですけど、離れ離れになって連絡も取れなくなりました。
森崎 それは家の電話番号でも探して連絡取った方がいい! 後悔するよ!
高校時代はモテることに熱中!?
おふたりは、映画のように高校時代に熱中したことはありますか?
森崎 高校時代は、とにかくモテたかった!
絶対モテましたよね!
鈴鹿 ですよね!
森崎 いや、高校1年の始めは、ちょっとだけモテたの。ネクタイをちょっと下げてみたり、腰パンにしてみたり。でもそこで調子に乗り始めたら、どんどん落ちていきました。あれ? ってくらい(笑)。あとはサッカーをしていましたね。央士くんなんて、比較的最近の話じゃないの?
鈴鹿 そうですね。今大学2年生なので、2年前までは高校生でした。バドミントン部で、2学年上に兄がいて、兄も同じ高校でバドミントンをしていたので、兄の姿を見ながらやっていました。楽しかったですね。
撮影中に“自分って天才だな!”と思った瞬間はありましたか?
森崎 ピアノは習ったことはあったんですが、クラシックはそれほどやったことはなくて。それでも結構飲み込みが早くて一度言われてイメージができたことはすぐにできるタイプなので、練習の時に教えてもらってさっと弾けた時は、心の中で「俺、天才だからな」って思ってました(笑)
鈴鹿 僕はピアノのシーンのリハーサルで、練習するように言われていない部分の音も流れた時に、この辺りかなと思ってそのまま弾いていたら、先生から「あれ? 練習した? 天才じゃん」と言われて。それは嬉しかったですね。
森崎 先生から言われたんだ! それはすごい。
鈴鹿 でも先生からはレッスン中に「ウィン君はすごい進んでるよ」とずっと言われてました。
森崎 僕も同じこと言われたよ! 「央士君すごいよ、塵ヤバいから」って(笑)。その時はこうやって大人は戦わせようとしてるんだな、とか思ったんだけど、家に帰るとやっぱり悔しくてめちゃくちゃ練習しちゃいました(笑)
発音をこっそり聞きました(鈴鹿)
映画の中で英語もペラペラでカッコ良かったです。英語はどうやって勉強されたんですか?
森崎 僕は洋画も好きで、英語はもともと少し話せたんですが、台本をいただいて、流ちょうに話せるようにひたすら練習しました。
鈴鹿 僕が映画の中で話していたのはフランス語だったんですが、外国語系の大学に通っていて英語とフランス語を専攻しているので、フランス語の先生に発音を教えてもらいました。「これ何の文なの?」って聞かれたんですけど、映画のセリフということは言わずに(笑)
情報によると、鈴鹿さんは英検2級を持っていらっしゃるとか。
森崎 僕、準2級しかないよ!
それも充分すごいです!
鈴鹿 うわっ、恥ずかしい(笑)。英検は高2で2級を取りました。今、TOEICは680くらいかな。でも英語以外は苦手で…数学とか本当に苦手です!
森崎さん/ヘアメイク:宇田川恵司(heliotrope)、スタイリスト:森田晃嘉
鈴鹿さん/ヘアメイク:後藤泰、加藤祥子(OLTA)、スタイリスト:津野真吾(impiger)
撮影:Yoshinori Saito
読者プレゼント
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— ch FILES関東版 (@chFILES) September 20, 2019
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- 原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫)
- 監督:石川慶
- 出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士(新人)、他
- 配給:東宝
©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
10.4(金)全国公開