今年結成10周年イヤーを迎え、3度目となる自身主催のフェス「YON FES」、初の東名阪アリーナツアーで圧倒的なライブパフォーマンスを見せている04 Limited Sazabysが、10月10日に3rdアルバム『SOIL』をリリース! フォーリミのメンバーに、この10年を振り返っていただきました!
5つのテーマでお聞きしました!
1.
この10年で一番嬉しかったことは何ですか?
GEN 僕は「YON FES」という僕たち主催のフェスができたことですね。ずっとやりたいと言ってきたことが実現して、たくさんの人を巻き込めているということが嬉しかったです。
KOUHEI たくさんあるんですが、音楽を始めた時に一番思い描いていた、“音楽でごはんを食べる”ということができるようになれた時が嬉しかったですね。バイトを辞めることができた時。
HIROKAZ 昔から聴いていたバンドの方々と一緒にライブをしたり、フェスでお話をしたりできるようになって、そこまで僕らが来れたんだとわかったことですね。
RYU-TA 僕は全国各地で行われているフェスに呼んでいただけるようになったことです。
2.
この10年で一番大きな出会いは何でしたか?
GEN 僕はマネージャーの佐々木さんとの出会いです。2010年にバンドとして出だした頃からのマネージャーなんですが、彼は僕よりずっと上を見ていたというか。僕が「ライブハウスを一杯にさせるバンドになりたい」と言っている時に、「フォーリミは絶対にZepp Nagoyaを一杯にするバンドになるんだよ」と言ってくれていて、今はもうそれも飛び越えましたが、そういうテンションの人と一緒に駆け上がって来れたことは本当に良かったと思います。
HIROKAZ やっぱり憧れていた人に出会えたことです。横山健さんとか、僕にとっての大スターの方々に。
RYU-TA 日本武道館でライブをさせてもらって、そこで見た景色との出会いが一番です。
KOUHEI この3人との出会いです。いろんなバンドをやってきましたが、僕がバンドをやり続けて、こいつらが進学で名古屋に出てきて、同じ時にライブハウスで出会えたというのがやっぱり一番デカいかもしれないです。
3.
一番のターニングポイントはいつでしたか?
GEN 2013年に出した『SONAR』というアルバムで、日本語の曲を歌うようになったことが一番のターニングポイントでした。それまでは英語の曲しか歌っていなかったんですが、その時の現状に満足がいっていなかったので、もっと広い人に届くように書こうと思ったんです。
バンドが売れるまでは電気が止まっていた時期もあったとお聞きしたのですが。
GEN 止まってました(笑)。バンドを始めて4年目くらいかな、大学を卒業してバンドの知り合いが増えてきた頃だったから、知り合いのところにも顔を出さないといけないし、となるとバイトができなくて。当時は一番金がなかったですね。家に帰って電気が止まっているから携帯の充電もできなくて…電気屋さんにも連絡できないっていうね。そのみじめで悔しい感覚を覚えておこうと思ったのを覚えています。ただ、バンドを辞めようとはまったく思わなかったし、他の人より辛い思いをしている分、他の人より楽しいことをしているという自信にもなっていました。
4.
この10年で一番悔しかったことは何ですか?
GEN 今はいろんなフェスに出させてもらって、ほとんどのイベンターさんのことはわかるし、偉い人とも挨拶ができるけど、当時、地元ではある程度知られてはいたんですが、まだ無名のバンドだったから、先輩が出ているフェスに遊びに行って楽屋に挨拶をして帰ろうと思っても、出演者じゃないからバックヤードには入れられないって止められて。その時に、自分もこのフェスの出演する側にならないといけないなと思いました。
HIROKAZ 一緒にやっていたバンドが先にレーベルが決まった時とかは、先に行かれた! という気持ちがありましたね。
RYU-TA 技術についてメンバーから言われるのが一番悔しいので、言われないようにレベルを上げていこう、という気持ちはあります。これは今でもそうです。
KOUHEI 『monolith』を出した22、23歳くらいの頃に、もう仕事を始めていた同級生から「バンドなんかまだやってるの?」と半笑いで言われた時は、実際全然売れてもないから何も言い返せなくて、すごい悔しかったです。
就職をしようとは思われなかったですか?
KOUHEI 一回もないですね。
GEN 僕はありますよ。バンドにすべての生活を捧げてやっていたので、26歳までに音楽で食えるようになれなかったら、やり方は考えようと思っていました。バンドを辞めようとは思わなかったけど、就職はしないといけないのかなぁと。僕は夢に期限を決めて、大学生の時にバンドを結成して、大学生の間にデビューできなかったら就職しようと決めていたんです。インディーズではデビューしたけど、鳴かず飛ばずで状況は何も変わらなかったので、次は大学を卒業してからの4年で何とかならなければ、自分には向いてないと思って諦めよう、と思っていました。
5.
この先の10年。どんなバンドになりたいですか?
RYU-TA 10年後もライブがカッコいいバンドでありたいですね。
HIROKAZ やっぱり40歳になってもカッコいい姿を見せたいし、憧れられる存在になりたいなと思います。
GEN 「フォーリミ」と言った時に、「あぁ、フォーリミね」ってみんなが知っている存在になりたいですね。
KOUHEI どうしてもバンドってボーカルのことしか知らない人が多いと思うので、他のメンバーもそれぞれに個性や存在感を出していけるようになれば、より良くなるんじゃないかなと思っています。
記念すべき3枚目のアルバム『SOIL』
アルバム『SOIL』にはどんな思いが込められていますか?
GEN “SOIL=土”というタイトルを付けたんですが、僕たちって、いろんな人と出会って、いろんな感情を抱いて、それが循環しているなと思ったんです。土は天気がいい日はカチカチになるけど、雨が降ったらまた柔らかくなって、新しい芽が出てきたり、花が咲いて、その花が落ちてまた土に戻ったり。最後に『Squall』(雨)という曲を入れているのはそういう意味があるんです。
1曲目の『message』には、「僕には君を強くする責任があるんだ」という言葉がありましたが、これはファンに向けたメッセージなんですか?
GEN 僕はいつも社会に向けてとかではなく、イヤホンやヘッドホンなどで聴いてくれている人に向けて歌っているんですが、この曲に関しては、10年前の自分に向けて歌っています。10年前の僕に留守電を入れているという設定です。
最後に、アルバムの中で、高校生におすすめの曲を教えてください!
GEN やっぱり『Kitchen』でTik Tokやってもらえばいいかな!
全員 (爆笑)
GEN Tik Tok映えは意識しました(笑)
KOUHEI そんなこと言ったら本気で信じるやついるから!(笑)
撮影:Yoshinori Saito
【読者プレゼント】
今月の表紙は、結成10周年!10月10日に待望のアルバム『SOIL』をリリースする #04LimitedSazabys が登場。「夢を叶えるための勉強法」にもコメントをいただいています。サイン入りチェキを2名様にプレゼント!フォロー&RTで応募して。10/19(金)締切#高校図書館で9月20日より配布 pic.twitter.com/yOBrY3L5ts
— ch FILES 関東版 (@chFILES) 2018年9月20日
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‘08年名古屋で結成した4ピースロックバンド。’15年4月、1stフルアルバム『CAVU』でメジャーデビュー。’16年4月にはバンド主催の野外フェス「YON FES 2016」を地元・愛知県で開催し計2万人を動員。結成10年目を迎えた’18年には初の東名阪アリーナツアーを敢行。10月10日には3rdアルバム『SOIL』をリリースし、「SOIL tour 2018」をスタートさせる。